2022年12月10日
鯉釣り用フォーム・ボイリーをインジケーターにしてみた
沈める釣り用のインジケーター探しの続きのお話しです。
<Carp Foam Boilies/鯉釣り用のフォーム・ボイリー>
こちら、中華系通販サイトで見つけたフォーム材でできた「フォーム・
ボイリー」。鯉釣り用なのですが、こんな形で使うようです。
<仕掛けを沈めてこいつを水中に漂わせて釣るらしい…>
そもそも、「カープボイリー」は70年代末にイギリスで生まれたものらし
く、生卵と小麦などに追加の味を加えて、団子状にして熱湯の中でボ
イルして作る(故にボイリーと呼ぶ)餌だそうです。ボイルすることによ
り、表面に強い被膜ができるので水持ちがよく、水中で鯉を誘う大物
狙いの餌として今や世界的に人気が高く、専門メーカーもあるみたい
です。(もちろん、ネット情報です…汗。)
<フォーム・ボイリーと先日紹介の各種シモリとの比較>
今回の製品はそんな鯉用ボイリー形状をフォーム材で真似た、いわ
ば疑似餌です。…って、よく見ると管釣りのペレットにも似ているので、
そのまま鍼を付けて管釣りフライとしても釣れちゃいそうですね(笑)。
※ 多くの管釣りでは、エッグフライやペレットフライを禁じているので
反則フライになるかもしれません。
と言っても、私はフライにするつもりは全くなく、あくまでフォーム系イン
ジケーターの素材として購入しました。20個入りで352円、2色で704
円(送料無料)でしたので、上手く行けばコスパは最高ですね。
水に浮かべてみると浮力は良好、大きさも前回の流線形シモリ4号と
同じ位で、体積なら若干大きく、私の釣り方ならちょうど良いかもしれ
ません。(サイズには結構個体差がありますが…汗。)
ただし、浮力はあるものの指で摘まめば簡単に潰れるソフトな材質な
ので、一端水を含むと浮力に悪影響が出るかもしれません。また、シ
モリと違って中軸にテグス用の穴がないので、インジケーターにした時、
ティペット上の移動には苦戦するかもしれません。
さて、前回のシモリと同様に半分にカットして両面テープを貼り付けて
インジケーターにします。こちらは、ソフトなフォーム材なので、カットは
至って簡単です。今回は、作業効率を上げるために固定した割り箸で
センターを取りやすくしてみました。
<センターを取った後、余白にずらしてカットすると楽でした>
そして、事前にダンボール片に両面テープ(百均)のラインを複数作っ
ておいて、個体差があるのでカットしながらペア毎に並べて行きます。
<今回は、ぎっしり詰めて並べてみました>
フワフワで中に水が入りやすいかと思い…、
表面に薄い被膜を作るべく、百均のクリアラッカースプレーを10分ほど
の間隔を置いて、軽く2度程吹いてみました。ただ、表面の凹凸にあま
り変化は見られませんでした。乾いたら、カッターで12個ほど切り取って、
元のプラ製容器に入れました。
<これで完成かと思いきや…>
…が、まだちょっと心配だったので、追加でジェル状フロータントを歯ブ
ラシで塗り付けておきました。
これで、どうかな???
ということで、今回は「夕焼け小焼けの里」のそばにある「北浅川恩方マ
ス釣場」でテストしてみました。
<Carp Foam Boilies/鯉釣り用のフォーム・ボイリー>
こちら、中華系通販サイトで見つけたフォーム材でできた「フォーム・
ボイリー」。鯉釣り用なのですが、こんな形で使うようです。
<仕掛けを沈めてこいつを水中に漂わせて釣るらしい…>
そもそも、「カープボイリー」は70年代末にイギリスで生まれたものらし
く、生卵と小麦などに追加の味を加えて、団子状にして熱湯の中でボ
イルして作る(故にボイリーと呼ぶ)餌だそうです。ボイルすることによ
り、表面に強い被膜ができるので水持ちがよく、水中で鯉を誘う大物
狙いの餌として今や世界的に人気が高く、専門メーカーもあるみたい
です。(もちろん、ネット情報です…汗。)
<フォーム・ボイリーと先日紹介の各種シモリとの比較>
今回の製品はそんな鯉用ボイリー形状をフォーム材で真似た、いわ
ば疑似餌です。…って、よく見ると管釣りのペレットにも似ているので、
そのまま鍼を付けて管釣りフライとしても釣れちゃいそうですね(笑)。
※ 多くの管釣りでは、エッグフライやペレットフライを禁じているので
反則フライになるかもしれません。
と言っても、私はフライにするつもりは全くなく、あくまでフォーム系イン
ジケーターの素材として購入しました。20個入りで352円、2色で704
円(送料無料)でしたので、上手く行けばコスパは最高ですね。
水に浮かべてみると浮力は良好、大きさも前回の流線形シモリ4号と
同じ位で、体積なら若干大きく、私の釣り方ならちょうど良いかもしれ
ません。(サイズには結構個体差がありますが…汗。)
ただし、浮力はあるものの指で摘まめば簡単に潰れるソフトな材質な
ので、一端水を含むと浮力に悪影響が出るかもしれません。また、シ
モリと違って中軸にテグス用の穴がないので、インジケーターにした時、
ティペット上の移動には苦戦するかもしれません。
さて、前回のシモリと同様に半分にカットして両面テープを貼り付けて
インジケーターにします。こちらは、ソフトなフォーム材なので、カットは
至って簡単です。今回は、作業効率を上げるために固定した割り箸で
センターを取りやすくしてみました。
<センターを取った後、余白にずらしてカットすると楽でした>
そして、事前にダンボール片に両面テープ(百均)のラインを複数作っ
ておいて、個体差があるのでカットしながらペア毎に並べて行きます。
<今回は、ぎっしり詰めて並べてみました>
フワフワで中に水が入りやすいかと思い…、
表面に薄い被膜を作るべく、百均のクリアラッカースプレーを10分ほど
の間隔を置いて、軽く2度程吹いてみました。ただ、表面の凹凸にあま
り変化は見られませんでした。乾いたら、カッターで12個ほど切り取って、
元のプラ製容器に入れました。
<これで完成かと思いきや…>
…が、まだちょっと心配だったので、追加でジェル状フロータントを歯ブ
ラシで塗り付けておきました。
これで、どうかな???
ということで、今回は「夕焼け小焼けの里」のそばにある「北浅川恩方マ
ス釣場」でテストしてみました。
<本日のタックル:ラバーネットも百均グリップテープを施工済み>
9時から14時半までで、すべて沈めて30尾を釣っての感想です。
<こうして流して…>
<…釣れました(サイズは、ここのアベレージより小さめです)>
結論としては、良く浮きます。視認性も問題ありません。ただし、細かい
事を言えば、シモリの球体や流線形状と違って、このフォーム・ボイリー
は「樽型」なので、真っすぐ沈んだフライのインジケーターを上から見下
ろすような状況で微細なアタリがあると、「樽」の胴体部分のほぼ同じ大
きさの円形が少しだけ沈むことになるので、見落とすかもしれません。
特殊な状況の微細なアタリなので、そこまで気になりませんが、沈むと
水面上での形状が変わる球体や流線形のシモリには、それなりの理由
があったのだと、今更ながら気付きました。
また、予想通り、浮力の持続性はシモリの時よりやや劣っているようです。
やはり、若干ですが徐々に水が入って行くようです。ただ、コーティングが
功を奏したのか、こちらもさほど大きな問題ではなく、時々、フライ乾燥用
のクロスで軽く絞ってあげると水分が取れて復活しました。気になる時は、
パウダー系フロータントも絡みやすい素材なので、その方法もあると思い
ます。
耐久性も特に問題はなく、ソフトな素材なので割れることもありませんで
した。ただし、無理やりティペット上での移動を繰り返すと、こちらは元々
糸通し用の穴がないため、内部の両面テープがティペットに押されてよじ
れてしまったのか、インジケーターごとロストしてしまいました。この日は
3個使って2個ロストしました。また、柔らかい構造なので、ロストしなくても、
リサイクルして使うには向いてないと思います。
特筆すべきは、シモリよりも更に軽いので、その分キャスティングが楽で、
ライントラブルもほぼありませんでした。
釣れた魚のサイズは別として、流れ込みに放り込んで流心を流した際に
も、問題なくアタリが取れました。余談ですが、予想通り、他のマーカー/
インジケーターに比べてみても、このインジケーター自体にアタックするニ
ジマスたちは多かったようです。
このフォーム・ボイリーインジケーター、まあまあちゃんと使えて、コスパも
とても良いので及第点でしょう。製作した40個はすべて使い切るつもりで
すが、ロストしないための工夫は必要でしょう。例えば、貼り付ける前に
ティペットに液状フロータントを塗ってみたりすると、シリコン(?)が両面
テープのその場所だけに付いて動かしやすくなるかもしれません。その辺
は、今後色々試してみようと思います。
<テスト当日、川辺でお湯を沸かしてのランチメニュー>