秋川ライフ

引き出しの片隅に見つけたのは、以前自作フライボックスを
作った時に購入した木工用の小さな釘です。（小さな蝶番を
固定するための釘です。）


＜木工用真鍮製釘、長さ10mm、太さ約1mm＞

この釘、1/8インチ位のビーズヘッドにちょうどピッタリサイズ！
管釣りの大物狙いに沈めて引っ張るキールフライなどいかが
でしょう？

使うフックは、キールフライ専用ではなく、スタンダードフック。
そのアイ側をこのようにペンチで曲げて使います。


＜#8フック使用。下巻きは、曲げた個所から始めます。＞

その上に、ビーズヘッドを通した釘（こちらもペンチで先端を
フックシャンクに合わせてならしても可）を乗せて固定します。


＜固定位置はフックアイがビーズヘッド根元の少し前です＞

固定できたら、瞬間接着剤で固めます。


＜瞬間接着剤を塗る前の写真ですいません…（汗）＞

あとは普通にお好みのウーリーバッガーを巻いてください。



タイイングで注意するのは、曲がった先のフックアイ部分には
何も巻かないようにすることです。



こんな感じになりますが、フライをティペットに結ぶときには、
下の様にするとフライが逆さまの姿勢でより安定すると思い
ます。（そのために釘の取り付け位置を上のようにしました。）


＜首吊り状態？（笑）…見やすいように3号ラインを使用＞

実際に5Xのティペットを付けて、風呂場でフライの姿勢を確
認してみます。



バッチリ良い姿勢が保てるようですので、何本か巻いて、実釣
で確めるしかないでしょう！（笑）


＜NKB（Nail Keel Bugger）#8 なんちゃって…。 ＞

＜2019.11.8 秋川湖、晴れ 12～18℃＞

NKBのデビューのために、台風後、やっとオープンできた秋川
湖に行ってきました。



8時半受付で、6時間券を購入します。しかし、オープン初日で、
すでに人がいっぱい！やっとのことで、一番奥のフライには厳
しい場所に入れさせてもらいました。


＜画像の左から右にゆっくりとした流れがありました＞

早速NKB#8を結んで釣り始めます。場所的なこともあり、実際
には引っ張るのではなく、インジケーターを付けてゆっくりな流
れにナチュラルドリフトさせて当たりを取って釣ります。

すぐに結果が出ます！


＜このネット、横幅が45cmあります＞

良いサイズです。

NKBを使った感想ですが、キールフライという事で、根掛かり
の心配もなく、また、フッキングも良いように感じられます。

3本ローテーションしてもスレてしまうので、他のフライも時々
使いましたが、この日の釣果（23尾）のほとんどはNKBで釣
れました。また、たまたまかもしれませんが、NKBで釣れた魚
の方が、他のフライで釣れた魚より明らかにコンスタントにサ
イズが大きい傾向が見られました。



アルビノ君も釣れました。
NKB#8、お薦めです！



このネイル・キールスタイルは他のフライでも活かせそうです。