2024年07月13日
雨の中、一尾に逢いたくて…
<2024.7.12 某渓流、雨 23~21℃、増水気味(濁りなし) 18℃>

<緑が映える退渓後の雨の渓…>
金曜日は昼頃から雨が強くなる予報でしたが、朝は小雨模様だっ
たので、最近良いヤマメにも逢えていないし、ちょっと行ってみる
ことにしました。
午前中のみの釣りになりますが、もしものことを考えて複数の退渓
箇所がある区間を選択します。状況を見ながら、良いのに逢えたら
中断することも考慮して、遅めの8時45分頃入渓です。
最初は、ドライ(RO)でやってみます。水質は綺麗ですが、増水で
全体的に流速が速いので、流れが遅い箇所を探して釣り上がりま
す。しかし、何度か反応はあるものの釣果には至りません。
1時間後、大場所に来たので、途中で沈める釣りに変更してみま
すが、インジケーターにも反応は出ません。続くチョロチョロ流れで、
おチビちゃんが飛んできましたが、そのままフックアウト。次の緩い
淵では定位するヤマメを見付けましたが、インジケーターの着水に
驚いたのかいなくなっちゃいました…(汗)。
雨の中、空回りが続きます。
さて、どうしたものか…。その後もタナを浅くして、瀬の中にニンフ
を転がしながら釣り上がりますが、沈めても流れの速さに翻弄され
て、しっかり合わせを決められず、2尾ほどバラシてしまいます。
11時頃、釣果のないまま、退渓地点そばの大場所の最後のポイン
トを攻めているとライントラブルが発生します。絡まったティペットと
格闘しながら、どうしたものか?と、考えます。
『ここは楽に退渓できる場所で、次の退渓地点は谷間の結構
厳しい登りの場所…』
『このまま止めるべきか?
でも、雨脚はむしろ弱くなっている…。』
この際、ドライに戻して、谷間に踏み入る前のこの先続く比較的
開けた数十メートルの瀬だけを釣り上がり、釣れても釣れなくても、
この場所に引き返して退渓することに決めました。
ヨレヨレになったティペットを切り、6.5Xティペットを継ぎ足し、フラ
イボックスを開けると、なぜかアンバーとブラックのツートンカラー
のパラシュートフライに目が留まります。

<10年以上前に巻いたフライです(画像も当時の物)>
もう何年も使っていないフライですが、これで行こうと決めます。
流れを読みながら出そうな場所に丁寧にフライを流して、ゆっくり
釣り上がっていくと、このフライでも反応が見られました。
そして、11時半前、ここまでと決めた最後に近いポイントです。

一投目で〇のポイントから魚が出ますが、フッキングしません。
『万事休すか…』
最後のチャンスを逃したかもしれません。
ところが数投後、肩を造る岩とその上流の底岩の間の平らな水面
にフライが漂うと、もう一度、出てくれました!
下の段に誘導してからネットインしたのは…、

綺麗な成魚体のネイティブヤマメ(20cm)でした!

こういう小さなドラマがあるから、釣りって止められませんね。

<ヒットフライ…、今回はバットプロテクター、大丈夫でした>
優しくリリース後、晴れ晴れした気分で引き返して渓を後にしました。

<緑が映える退渓後の雨の渓…>
金曜日は昼頃から雨が強くなる予報でしたが、朝は小雨模様だっ
たので、最近良いヤマメにも逢えていないし、ちょっと行ってみる
ことにしました。
午前中のみの釣りになりますが、もしものことを考えて複数の退渓
箇所がある区間を選択します。状況を見ながら、良いのに逢えたら
中断することも考慮して、遅めの8時45分頃入渓です。
最初は、ドライ(RO)でやってみます。水質は綺麗ですが、増水で
全体的に流速が速いので、流れが遅い箇所を探して釣り上がりま
す。しかし、何度か反応はあるものの釣果には至りません。
1時間後、大場所に来たので、途中で沈める釣りに変更してみま
すが、インジケーターにも反応は出ません。続くチョロチョロ流れで、
おチビちゃんが飛んできましたが、そのままフックアウト。次の緩い
淵では定位するヤマメを見付けましたが、インジケーターの着水に
驚いたのかいなくなっちゃいました…(汗)。
雨の中、空回りが続きます。
さて、どうしたものか…。その後もタナを浅くして、瀬の中にニンフ
を転がしながら釣り上がりますが、沈めても流れの速さに翻弄され
て、しっかり合わせを決められず、2尾ほどバラシてしまいます。
11時頃、釣果のないまま、退渓地点そばの大場所の最後のポイン
トを攻めているとライントラブルが発生します。絡まったティペットと
格闘しながら、どうしたものか?と、考えます。
『ここは楽に退渓できる場所で、次の退渓地点は谷間の結構
厳しい登りの場所…』
『このまま止めるべきか?
でも、雨脚はむしろ弱くなっている…。』
この際、ドライに戻して、谷間に踏み入る前のこの先続く比較的
開けた数十メートルの瀬だけを釣り上がり、釣れても釣れなくても、
この場所に引き返して退渓することに決めました。
ヨレヨレになったティペットを切り、6.5Xティペットを継ぎ足し、フラ
イボックスを開けると、なぜかアンバーとブラックのツートンカラー
のパラシュートフライに目が留まります。
<10年以上前に巻いたフライです(画像も当時の物)>
もう何年も使っていないフライですが、これで行こうと決めます。
流れを読みながら出そうな場所に丁寧にフライを流して、ゆっくり
釣り上がっていくと、このフライでも反応が見られました。
そして、11時半前、ここまでと決めた最後に近いポイントです。
一投目で〇のポイントから魚が出ますが、フッキングしません。
『万事休すか…』
最後のチャンスを逃したかもしれません。
ところが数投後、肩を造る岩とその上流の底岩の間の平らな水面
にフライが漂うと、もう一度、出てくれました!
下の段に誘導してからネットインしたのは…、
綺麗な成魚体のネイティブヤマメ(20cm)でした!
こういう小さなドラマがあるから、釣りって止められませんね。
<ヒットフライ…、今回はバットプロテクター、大丈夫でした>
優しくリリース後、晴れ晴れした気分で引き返して渓を後にしました。
Posted by jbopper at 13:00│Comments(0)
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