秋川ライフ

＜2022.8.18 某渓流、雨のち曇り 21～24℃、増水ササ濁り＞



前夜の予報では、夜降り出した雨は朝までには止むだろうというこ
とだったので、支流なら多少の雨でも大丈夫だろうと、5時過ぎに
起きて行ってみました。（もちろん、無理なら撤退も覚悟の上です。）

家を出た時はパラパラと小雨でしたが、目的地に近づく頃にはむし
ろ雨は強くなりクルマのワイパーを「低」ですが連続で動かさないと
いけない程です。それでも幸運だったのは、こんな天気のせいなの
か目的地周辺には他のクルマは見当たりません。（夏休みの特に
この時期は、例年平日でも大激戦区です。）

本流は増水していて釣りは無理そうですが、思惑通り、支流は若干
濁りが見られ水量は多いものの、できないほどではありません。い
ずれは止むはずと、フライベストの下にレインジャケットを着込んで、
雨の中、7時前に出発します。

いつもならしばらく歩いて上流から入渓するのですが、水量豊富で
渓相がいつもと違って見えて、魚が出そうな気配ムンムン…。我慢
できず、いつもより下流で入渓しちゃいます。

早速最初の流れで魚が出ますが、バラシます…（汗）。
そして、その直後のポイントです。



ど真ん中の底岩の前で出ました。


＜暗くて写真が上手く撮れていませんでした…汗＞

小さいですが、幸先良いスタートです。

その後も反応は上々ですが、乗りません…っていうか、おチビちゃん
達なので、増水なのも相まって半呼吸置いて咥えるのを確かめるよ
うな合わせ方では、上手く乗らないようです。

1時間以上経っても雨は止まず、むしろ強くなっているような…。

それでもフロータント処理さえ小まめにしていれば、フライは見えるの
で、釣りは可能です。それに、この小渓流はそばに林道があるので、
もしもの時は、いつでも避難が可能です。

ここは居るだろうというポイントに来ました。



案の定、手前の底岩の前で、またおチビちゃんがフライを突きました。
乗らないサイズはいいや…と、そのままもっと上流へフライを届けると、
今度はフライを見失ってしまいます。こりゃフロータント処理しなくちゃ
と、ラインを手繰ると、何か掛かっています！

結果的に、良い感じの遅アワセで釣れたのは…、


＜早起きして良かったと感じた瞬間です。＞

この渓では成魚体の7寸ヤマメです！このサイズが釣れると満足度が
ぜんぜん違います。（若干の「釣れちゃった」感も否めませんが…汗。）

9時過ぎに3尾目が釣れましたが、雨は一向に止みません。気持ち濁
りも濃くなっている気がしましたが、9時半頃にやっと小降りになり、ひ
と安心。それでも、フライのケアのために持っていたクロスはすべて濡
れてしまって、フライを乾かすには濡れたフライを直接パウダーフロー
タントに入れてでシャカシャカするしかありません。時々、シャカシャカ
やってから、特に浮かせたい場所にジェルタイプのフロータントを付け
て、再度シャカシャカやって何とかフライを浮かせます。

増水とササ濁りのお陰か、魚の反応はまずまずです。
（増水は流下する餌を増やし、濁りはストーキングを助けます。）



10時前、護岸沿いのこのポイントでは、護岸ギリギリをやる前に手前の
一筋にフライを流すと…、



この渓独特のピンクの無班（点がひとつある…笑）ヤマメが釣れました。
その後、ちょっと反応が無くなりましたが、堰堤を超えたら、いい感じで、
もう一尾追加できました。

11時前、もうひとつの魚止めの大場所にやって来ました。
向かって左側には、真っ直ぐな流れがあって本命だと思ったのですが、
その前にアプローチしやすい右側の筋を遠目から流しておきます。



何度かトライして、還流帯でフライをプカプカ浮かせていると、フライが
消えます。合わせを入れると…、



本日2尾目の7寸越え！



良い面構えです！

結局、左側からは釣れませんでしたが、大満足だったので、このまま
上流には行かずに、一端脱渓してクルマに戻って、暖かいお昼にする
ことにします。



雨はすっかり止み、林道を歩いていると、こんなカゲロウも見つけまし
たが、入渓時にはなかったクルマを3台も見つけました！（激戦区で
すから…汗。）

クルマに着いて、ウェーダーを履いたまま、お湯を沸かして、カップ麺と
おにぎりのお昼を食べつつ考えました。これから再入渓しても、誰かと
バッティングする羽目になるでしょうし、場所を変えても状況は同じで
しょう。（って、本流は無理でしょうから選択肢も限られます。）

今日は約4時間で6尾、うち良型が2尾も釣れたので、これにて終了と
しましょう。

お昼の後、ウェーダーを脱いで、乾いた服に着替え、ゆっくり甘い物と
コーヒーを飲んでから、道が混む前に帰還です。