2020年02月05日
新作「クーティ・パラシュート(ひげパラ)」で実験!
<命名:クーティ・パラシュート(Cooty Parachute)!>
クートファイバーをぶら下げたパラシュートフライを先日
浅川国際鱒釣り場で試すと、好釣果が得られました!
その模様は、ビデオでどうぞ…。
その後、何本か巻いてみて、一番の苦労はクートファイ
バーをパラシュート・ボディの下に上手く取り付ける事な
のですが、何とかその方法も掴めてきたようで、その模
様は、またの機会に紹介できると思います。
でも、そもそも、このフライって、魚にどう見えるのかとい
う疑問がふつふつと湧いてきました。
そこで、比較実験をしてみました。
と言っても、単に水の入った瓶に浮かべるだけですが…。
3種類のクーティ・パラシュート(#12)を比較してみます。
(A):クート:短め、ハックル:コック・デ・レオン
(B):クート:長め、ハックル:コック・デ・レオン
(C):クート:長め、ハックル:マーチブラウン
この3本で、1)クートファイバーを長めに巻いたもの(ボディ
長の約2倍)と短く巻いたもの(ボディ長よりちょっと長い程
度)の水中での見え方の比較と、2)異なるハックルによる
見え方の違いに注目してみます。ハックルはどれもケープ
から取ったもので、ポストに5回巻きしています。
※ ちなみにビデオで爆釣していたのは Cタイプ、最初に
ロストしたのは、14番のフックで巻いたBタイプでした。
どのフライも巻いた後にドライディップに漬けたもので、撮
影前には、まずピンセットで掴んで、水中にじゃぶじゃぶ
浸してから、瓶の縁で2、3度トントンと叩いて水を切り、そ
のまま水面に落として撮影しました。
まず、クートファイバーの長短が水中からどう違うか見てみ
ましょう。
こちらが短いAの場合です。

これでも充分存在感はありますね。全体のバランス的にも
合っているようです。
Bだと、こんな感じです。

<後ろから撮った写真>
ハックルの巻き方が悪かったのか、欲張ってクートを付け
過ぎたのか、こちらはテールまで沈んでしまいました。でも
クートファイバーとテールの両方のしっかりとした存在感が
見られます。
同じくクートファイバーが長いCは綺麗に浮きました。(とい
うことは、Bはタイイングの問題かな?)

付け過ぎるのも良くない可能性はありますが、クートファイ
バーはしっかりとアピールできています。この感じでユラユ
ラ…、管釣りのニジマスたちは、この存在感にこらえきれな
かったのかもしれません。
さて、これらの写真を撮っていて、刈田敏さんの本でレッグ
を見せる水中羽化のイマージャーの写真があったような気
がしたので、探してみると、水生昆虫小宇宙 II(22ページと
73ページ)にありました。どうも実際のイマージャーのレッグ
はボディ長程度のようです。とは言え、他のフライでも誇張
して特徴を表現することはありますし、今後、自然渓流で
色々試すのが楽しみです。
さて、ハックルの違いも見てみましょう。
こちらは、パターンAのハックル。

そして、パターンBのハックル。

パターンAを斜めから見るとこんな感じです。

どちらのフライでも、ファイバー1本1本に不思議な透明感が
あるように見えます。昨秋入手したコック・デ・レオンのルー
スターケープに意外な特徴を見つけてしまったようです。

<Unique Variant とあるので、独特の色です>
それに対して、パターンCはこちらです。

もう一枚。

マーチブラウンのケープから採りました。こちらは、ハックル
ファイバーが水中からでもはっきり見て取れます。
そもそも、クーティ・パラシュートのハックルに欲しかったの
は、しっかりと水面を捕えて、ぶら下がったクートファイバー
の重さに負けずに浮かせることでした。そのために比較的
パリパリ感があるケープフェザーで、しかもフックサイズに
対して大きめのものを選びました。
フライ全体の存在感を出したいなら、Cパターンで良いで
しょうが、それを極力隠したいなら、A/Bパターンで使った
ハックルの方が好ましいかもしれません。よく議論にもな
るところですが、パラシュートのハックルって、水生昆虫の
何を表現しているのでしょうか?…脚?でも、クーティ・パ
ラシュートにはクートファイバーの脚がありますよね?だと
すると、パラシュートハックルは目立たない方が良い??
それでも、管釣りのニジマス達は、どちらのハックルでも
良い反応を示していたので、どちらでも良いのかもしれま
せん。サーチパターンとして使うならマーチブラウン、マッ
チザハッチのフローティングニンフとして使うなら、コック・
デ・レオンのハックルを使うというのは、いかがでしょう?
一方、以前ボディなしでクートのハックルをパラシュートポ
ストに巻いただけのフライで釣果を上げられている方から
のコメントもありました。実際、このクーティ・パラシュートの
魚にとっての魅力が、何かに似ていることではなく、水中
でユラユラするクートファイバーのみだったとすると、今回
の実験はあまり意味のないものだったのかもしれません。
(まあ、それを言ったらおしまいですね…笑。)
いずれにしても、このフライのデザインの違いによる効果を
もっと知るためには、実釣を重ねるしかないようですね。

ましょう。
こちらが短いAの場合です。
これでも充分存在感はありますね。全体のバランス的にも
合っているようです。
Bだと、こんな感じです。
<後ろから撮った写真>
ハックルの巻き方が悪かったのか、欲張ってクートを付け
過ぎたのか、こちらはテールまで沈んでしまいました。でも
クートファイバーとテールの両方のしっかりとした存在感が
見られます。
同じくクートファイバーが長いCは綺麗に浮きました。(とい
うことは、Bはタイイングの問題かな?)
付け過ぎるのも良くない可能性はありますが、クートファイ
バーはしっかりとアピールできています。この感じでユラユ
ラ…、管釣りのニジマスたちは、この存在感にこらえきれな
かったのかもしれません。
さて、これらの写真を撮っていて、刈田敏さんの本でレッグ
を見せる水中羽化のイマージャーの写真があったような気
がしたので、探してみると、水生昆虫小宇宙 II(22ページと
73ページ)にありました。どうも実際のイマージャーのレッグ
はボディ長程度のようです。とは言え、他のフライでも誇張
して特徴を表現することはありますし、今後、自然渓流で
色々試すのが楽しみです。
さて、ハックルの違いも見てみましょう。
こちらは、パターンAのハックル。
そして、パターンBのハックル。
パターンAを斜めから見るとこんな感じです。
どちらのフライでも、ファイバー1本1本に不思議な透明感が
あるように見えます。昨秋入手したコック・デ・レオンのルー
スターケープに意外な特徴を見つけてしまったようです。
<Unique Variant とあるので、独特の色です>
それに対して、パターンCはこちらです。
もう一枚。
マーチブラウンのケープから採りました。こちらは、ハックル
ファイバーが水中からでもはっきり見て取れます。
そもそも、クーティ・パラシュートのハックルに欲しかったの
は、しっかりと水面を捕えて、ぶら下がったクートファイバー
の重さに負けずに浮かせることでした。そのために比較的
パリパリ感があるケープフェザーで、しかもフックサイズに
対して大きめのものを選びました。
フライ全体の存在感を出したいなら、Cパターンで良いで
しょうが、それを極力隠したいなら、A/Bパターンで使った
ハックルの方が好ましいかもしれません。よく議論にもな
るところですが、パラシュートのハックルって、水生昆虫の
何を表現しているのでしょうか?…脚?でも、クーティ・パ
ラシュートにはクートファイバーの脚がありますよね?だと
すると、パラシュートハックルは目立たない方が良い??
それでも、管釣りのニジマス達は、どちらのハックルでも
良い反応を示していたので、どちらでも良いのかもしれま
せん。サーチパターンとして使うならマーチブラウン、マッ
チザハッチのフローティングニンフとして使うなら、コック・
デ・レオンのハックルを使うというのは、いかがでしょう?
一方、以前ボディなしでクートのハックルをパラシュートポ
ストに巻いただけのフライで釣果を上げられている方から
のコメントもありました。実際、このクーティ・パラシュートの
魚にとっての魅力が、何かに似ていることではなく、水中
でユラユラするクートファイバーのみだったとすると、今回
の実験はあまり意味のないものだったのかもしれません。
(まあ、それを言ったらおしまいですね…笑。)
いずれにしても、このフライのデザインの違いによる効果を
もっと知るためには、実釣を重ねるしかないようですね。
この記事へのコメント
どれがいいのか?
何がいいのか?
魚に聞いてみるしかないですね。
透明で存在感の薄いハックルあれば面白いですね。
何がいいのか?
魚に聞いてみるしかないですね。
透明で存在感の薄いハックルあれば面白いですね。
Posted by CREEK WALKERS at 2020年02月06日 08:25
> CREEK WALKERS さん
全く、おっしゃる通りです。
それでも、釣れる理由が知りたいのは、
釣り〇鹿の性でしょうか…(笑)。
このハックル、興味深い代物です。
全く、おっしゃる通りです。
それでも、釣れる理由が知りたいのは、
釣り〇鹿の性でしょうか…(笑)。
このハックル、興味深い代物です。
Posted by jbopper
at 2020年02月06日 10:30

> pinstghcg さん
ありがとうございます。
ありがとうございます。
Posted by jbopper
at 2020年04月02日 22:25

Огромное тебе СПАСИБО
Posted by DanielRoump at 2021年05月02日 23:50
> DanielRoump さん
Пожалуйста (^-^)v
Пожалуйста (^-^)v
Posted by jbopper
at 2021年05月03日 08:55
