秋川ライフ

ウクレレ弦をライターで溶かしてボディーにしたアントフライです。

昔、子供におもちゃとして買い与えた安いウクレレがぼこぼこに
壊れていたので弦だけリサイクルです。

このフライ、もともとは、よくある「ひとこぶ」構造で作っていました
が、問題は、この素材、非常に割れやすいのです。
キャスティングで岩にぶつけたり、渓流にもまれて石に当たった
だけで割れてしまうことがあります。

　

たまたま発見したのですが、「ふたこぶ」で作って間にハックリング
を巻いてあげると、それが緩衝材になってくれて割れる確立がすごく
減るんです。また、アリって、腹部もぷくっとしているけど、頭も結構
でかいですよね。そこで、ヘッドもナイロン弦を溶かして作りました。

＜作り方＞

注意：ナイロン弦を溶かす作業をするときは、換気に
　　　十分気をつけてください！また、ナイロン弦を溶
　　　かすとき、熱しすぎると　燃えて蒸発してしまい
　　　ます。熱し過ぎは危険ですから、十分気をつけて
　　　ください。火傷にも注意！！！

通常のひとこぶアントと同様に半分沈めたいのでテレストリアル用の
フックを使います。

まず、ボディのこぶを作ります。

フックをボディ部を乗せられるようにセットしておきます。ナイロン弦に
ライターの火を近づけて溶けて丸まってきたら、すばやくフックに
くっつけます。（もし、燃え出したら、すぐ吹き消しましょう。）フックに
うまく乗ってくれたら、今度はライターの火をちらちらとフックに近づけ
てナイロンの玉をまとめます。



このとき、注意したいのは、フックを熱し過ぎないことです。ライターを
使った作業を全部フックの上でやったり、何度もフックを熱したりする
と、冷めた後フックは曲がりやすくなってしまいます。

次に同様にヘッドも作ります。



スレッドの下巻をしたら、羽も模したインジケータをヘッドのすぐ後ろに
付けます。ここでは、ブラックのスレッドですが、赤いスレッドでもOK
です。



もう一度、スレッドを後ろまで巻いて、半分ぐらい前に戻したところで、
ハックリング材を留めます。留めたスレッドは、インジケータの前まで
戻しておきます。



ハックリングはインジケータの後ろで3、4回、インジケータの前で
１回転くらいでしょうか。ちょっと狭いですが、ヘッドの後ろでそのまま
フィニッシュしましょう。



浮いたときの安定を考えて、ハックリングのフック側を切ると最初の
写真のようになります。

こんな風に浮きます。



釣れそうでしょ？