2012年04月25日
クリーという名のハックル
※ タイイングは大好きな私ですが、私は決してハックルコレクターではありませんので、
もし間違った情報などありましたら、お許しを!

またまた、ちょっとマニアックな世界を覗き見るお話です…。(汗)
フライタイイング用のニワトリさんのハックルの種類(名称)には、
・単色のブラック、ホワイト、ダン、ブラウン、ジンジャーなど…
・まだら模様のグリズリー、バリアント、バード(Barred:バーの入った)…
・そして、ファイバーの根元の色が濃いめのバッジャー(で良いのかな?)
まあ、色々ありますね~。
そして、幻のハックルと呼ばれているのが今回紹介する「クリー(CREE)」。
その名の由来、一説にはアメリカインディアンのCREE族から来たとか、
また別の説では、スペインの「Crele」という鶏の種類の名前が訛ったとか…
じゃ、クリーって、何なの?
どうも、特定の3色以上の色が入った縞々のハックルのことみたいです。
単純に言うと黒と白(グリズリー)にブラウンも混じったものらしいのですが、
それだとバリアントやバード・ハックルとも重なっているような…
もっと厳しく、「黒、白、ライトクリーム、ジンジャー、ブラウン」の5色が1本の
ハックルに混ざっていなければクリーじゃない!という人もいたりして…。
(どんなんか見てみたいという方は、「クリーハックル」でググッてみてくださ
い。画像も結構いっぱいありますよ。)
いずれにせよ、とても珍しい模様のハックルで、何でも自然にこの色が出る
のは、25万羽に1羽の割合だとか…?!
ホワイティング、ヒーバート、メッツ、コリンズといったメーカーから極々稀に
このクリーハックルが市場に出るようですね。
ただし、出たら出たで、即完売!
(何しろレアですからね~。好きな人、弱いですよね~。)
お値段の方ですが、定価はメーカーがグレードで決めるので良しとしても
(と言っても、コックネックでグレードによっては諭吉2枚以上とか…)、ネッ
トオークションとかに新品・良物が出ると数倍のお値段がつくこともあるそ
うです。(ヒョエ~!)
もし間違った情報などありましたら、お許しを!

またまた、ちょっとマニアックな世界を覗き見るお話です…。(汗)
フライタイイング用のニワトリさんのハックルの種類(名称)には、
・単色のブラック、ホワイト、ダン、ブラウン、ジンジャーなど…
・まだら模様のグリズリー、バリアント、バード(Barred:バーの入った)…
・そして、ファイバーの根元の色が濃いめのバッジャー(で良いのかな?)
まあ、色々ありますね~。
そして、幻のハックルと呼ばれているのが今回紹介する「クリー(CREE)」。
その名の由来、一説にはアメリカインディアンのCREE族から来たとか、
また別の説では、スペインの「Crele」という鶏の種類の名前が訛ったとか…
じゃ、クリーって、何なの?
どうも、特定の3色以上の色が入った縞々のハックルのことみたいです。
単純に言うと黒と白(グリズリー)にブラウンも混じったものらしいのですが、
それだとバリアントやバード・ハックルとも重なっているような…
もっと厳しく、「黒、白、ライトクリーム、ジンジャー、ブラウン」の5色が1本の
ハックルに混ざっていなければクリーじゃない!という人もいたりして…。
(どんなんか見てみたいという方は、「クリーハックル」でググッてみてくださ
い。画像も結構いっぱいありますよ。)
いずれにせよ、とても珍しい模様のハックルで、何でも自然にこの色が出る
のは、25万羽に1羽の割合だとか…?!
ホワイティング、ヒーバート、メッツ、コリンズといったメーカーから極々稀に
このクリーハックルが市場に出るようですね。
ただし、出たら出たで、即完売!
(何しろレアですからね~。好きな人、弱いですよね~。)
お値段の方ですが、定価はメーカーがグレードで決めるので良しとしても
(と言っても、コックネックでグレードによっては諭吉2枚以上とか…)、ネッ
トオークションとかに新品・良物が出ると数倍のお値段がつくこともあるそ
うです。(ヒョエ~!)
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さて、そういう私ですが、実は、100%「クリー」ではないものの、小さな
ジェネティックハックル・メーカーの「クリー/バリアント」サドルハックルを
持ってたりします。(もちろん、私の場合、偶然見つけた特価品です。笑)

メーカーはConranch Hackle(コンランチ・ハックル)というのですが、
デニス・コンラッドさんとその娘さん(と言っても、もうおばさんですが)の
リズさんが共同経営している(というか2人だけで切り盛りしている)アメリ
カはワシントン州のフライタイイング・ハックル専用の養鶏農場です。
このおやじさん、子供の頃から鶏を育てて50年以上。毎年2000羽程度し
か出荷していないものの、ちゃんと掛け合わせだの特殊な色の家系だの
記録をとって品種改良しつつ、良質のハックルを出来るだけ安く提供しよ
うという、業界では一目置かれているプロのジェネティック・ハックル・ブ
リーダーなのだそうです。

で、たぶん、このデニスさんがハックルの台紙に手書きで書いた文字で
すが(汚)…グレードの#1~#3を消して「Premium」とし、その下には、
GZ (Grizzly?) choc(?)/cree/dun
Cree Variant
とあります。多分、「グリズリー、チョコ、クリー、ダン」の「クリー/バリア
ント」プレミアム・サドルハックルだと言いたいのでしょう。
「クリー/バリアント」で、「クリー」ではないということですが、実はクリーに
は「黒、白、ライトクリーム、ジンジャー、ブラウン」が入っているべきと言っ
た張本人こそ、何を隠そうこのデニスさんでして、彼によると、この5色が
入っているハックルが50%以上あれば、彼の農場では「クリー」と呼ぶが、
50%未満の場合は、「クリー/バリアント」と呼ぶことにしているということ
です。(他社は20~50%でもクリーと呼ぶとか…)
※ ちなみに彼の農場では、年に10羽~20羽のクリーが出るらしいです。
もし本当なら、年間2000羽の総出荷数ですから、まさに25万分の1の
確率を打ち破るのはこういう職人的ブリーダーの技によるんでしょうね。
ということで、このサドルの中から、「クリー」を探そうというわけですが…

まあ、素人の私にはよく判りましぇん…
それにしても、このサドルハックルはちょっとファイバーが長目。巻ける
フライは10番~14番と考えたほうが良さそうですね。(でも、色んな部所を
色んなフライに使えそう…フサフサ部分でウーリーバッガーとか?)

よ~く見るとクリーム色も見えますが、5色はないような…
デニスさんによると5色がブレンドして模様を醸し出すのが本当のCREEの
特徴だとか…そう言われてみれば?…というところかな?(苦笑)

クリー(と思われるハックル)で巻いたアダムス。
(黒いスレッドを使うのは私の好みです。)
グリズリー+ブラウン系の色が入っているので、ハックルを2枚巻く必要は
ありません。ステムが細くて密に巻くことができるのは良い点ですが、ちょっ
とボリューム感に欠けるような気もします。(これで8回転くらいかな?)
普段のケバケバ・モリモリのアダムスというより、サラっとスマートなアダム
スになっちゃいました。

そして、クリー(と思われるハックル)で巻いたスパイダーパラです。
これは、盛期の流れにパラリと落としたら、バクっと来てくれそうかも。
実際に流してみて、ファイバーの「張り」とかを試してみたいかな?

まあ、私は魚が釣れてくれりゃ~、ハッピーですわ!
皆さんも、くれぐれもレア・ハックルとかには惑わされないように!(笑)
さて、そういう私ですが、実は、100%「クリー」ではないものの、小さな
ジェネティックハックル・メーカーの「クリー/バリアント」サドルハックルを
持ってたりします。(もちろん、私の場合、偶然見つけた特価品です。笑)

メーカーはConranch Hackle(コンランチ・ハックル)というのですが、
デニス・コンラッドさんとその娘さん(と言っても、もうおばさんですが)の
リズさんが共同経営している(というか2人だけで切り盛りしている)アメリ
カはワシントン州のフライタイイング・ハックル専用の養鶏農場です。
このおやじさん、子供の頃から鶏を育てて50年以上。毎年2000羽程度し
か出荷していないものの、ちゃんと掛け合わせだの特殊な色の家系だの
記録をとって品種改良しつつ、良質のハックルを出来るだけ安く提供しよ
うという、業界では一目置かれているプロのジェネティック・ハックル・ブ
リーダーなのだそうです。

で、たぶん、このデニスさんがハックルの台紙に手書きで書いた文字で
すが(汚)…グレードの#1~#3を消して「Premium」とし、その下には、
GZ (Grizzly?) choc(?)/cree/dun
Cree Variant
とあります。多分、「グリズリー、チョコ、クリー、ダン」の「クリー/バリア
ント」プレミアム・サドルハックルだと言いたいのでしょう。
「クリー/バリアント」で、「クリー」ではないということですが、実はクリーに
は「黒、白、ライトクリーム、ジンジャー、ブラウン」が入っているべきと言っ
た張本人こそ、何を隠そうこのデニスさんでして、彼によると、この5色が
入っているハックルが50%以上あれば、彼の農場では「クリー」と呼ぶが、
50%未満の場合は、「クリー/バリアント」と呼ぶことにしているということ
です。(他社は20~50%でもクリーと呼ぶとか…)
※ ちなみに彼の農場では、年に10羽~20羽のクリーが出るらしいです。
もし本当なら、年間2000羽の総出荷数ですから、まさに25万分の1の
確率を打ち破るのはこういう職人的ブリーダーの技によるんでしょうね。
ということで、このサドルの中から、「クリー」を探そうというわけですが…

まあ、素人の私にはよく判りましぇん…
それにしても、このサドルハックルはちょっとファイバーが長目。巻ける
フライは10番~14番と考えたほうが良さそうですね。(でも、色んな部所を
色んなフライに使えそう…フサフサ部分でウーリーバッガーとか?)

よ~く見るとクリーム色も見えますが、5色はないような…
デニスさんによると5色がブレンドして模様を醸し出すのが本当のCREEの
特徴だとか…そう言われてみれば?…というところかな?(苦笑)

クリー(と思われるハックル)で巻いたアダムス。
(黒いスレッドを使うのは私の好みです。)
グリズリー+ブラウン系の色が入っているので、ハックルを2枚巻く必要は
ありません。ステムが細くて密に巻くことができるのは良い点ですが、ちょっ
とボリューム感に欠けるような気もします。(これで8回転くらいかな?)
普段のケバケバ・モリモリのアダムスというより、サラっとスマートなアダム
スになっちゃいました。

そして、クリー(と思われるハックル)で巻いたスパイダーパラです。
これは、盛期の流れにパラリと落としたら、バクっと来てくれそうかも。
実際に流してみて、ファイバーの「張り」とかを試してみたいかな?

まあ、私は魚が釣れてくれりゃ~、ハッピーですわ!
皆さんも、くれぐれもレア・ハックルとかには惑わされないように!(笑)
この記事へのコメント
こんばんは。
またまたマニアックな記事にびっくりです。
そもそもフライフィッシングって難解な横文字の用語が多いというのが定説ですがハックルも難しいですよね。
グリズリーなんて熊の毛のことかと思ってました(笑)。
またまたマニアックな記事にびっくりです。
そもそもフライフィッシングって難解な横文字の用語が多いというのが定説ですがハックルも難しいですよね。
グリズリーなんて熊の毛のことかと思ってました(笑)。
Posted by wind knot
at 2012年04月26日 00:06

> wind knotさん
ですよね~。FF用語は難しい!
最近、記事のために、自身ちょっと勉強とかしちゃっている私です。(笑)
ですよね~。FF用語は難しい!
最近、記事のために、自身ちょっと勉強とかしちゃっている私です。(笑)
Posted by jbopper
at 2012年04月26日 00:25

こんにちは^^
クリーなる5色の入った夢のようなハックルが存在するなんて知りませんでした^^;。勉強になりました^^。
クリーなる5色の入った夢のようなハックルが存在するなんて知りませんでした^^;。勉強になりました^^。
Posted by farwater at 2012年04月26日 10:07
このメーカーのハックルは知らなかったです、クリー率が高いですね、
オイラも何枚か持ってますが、クリーだから魚が釣れるとはいかないようで、
これは完全に人間を釣るためのハックルのような気がします、
釣られてる本人が言うので間違いないかと.....
オイラも何枚か持ってますが、クリーだから魚が釣れるとはいかないようで、
これは完全に人間を釣るためのハックルのような気がします、
釣られてる本人が言うので間違いないかと.....
Posted by CREEK WALKERS at 2012年04月26日 11:38
こんにちは
私のハックルは↑CW師匠に頂いたもんがイッパイ・・・
色で釣れればいいですね~綺麗でいい!!
では又。
私のハックルは↑CW師匠に頂いたもんがイッパイ・・・
色で釣れればいいですね~綺麗でいい!!
では又。
Posted by TATA GP at 2012年04月26日 12:52
> CREEK WALKERSさん
まさにコレクター好みのハックルなんですね。
私はまだ、釣れそうかどうかでマテリアルを選んでいる段階なので
セーフでしょうかね?
> TATA GPさん
師匠からのマテリアルなら良いもの揃ってそうですね!(笑)
巻いてみると自然な落ち着いた色で釣れるかも…?
まさにコレクター好みのハックルなんですね。
私はまだ、釣れそうかどうかでマテリアルを選んでいる段階なので
セーフでしょうかね?
> TATA GPさん
師匠からのマテリアルなら良いもの揃ってそうですね!(笑)
巻いてみると自然な落ち着いた色で釣れるかも…?
Posted by jbopper
at 2012年04月26日 19:06

時々拝見しております。
今回の記事は大変興味深いものでした。
コンランチ・ハックルというのは知りませんでした。とてもよさそうですね!
今回の記事は大変興味深いものでした。
コンランチ・ハックルというのは知りませんでした。とてもよさそうですね!
Posted by Blue Wing Olive at 2012年04月26日 22:37
> Blue Wing Oliveさん
ご来訪&コメント、ありがとうございます。
ハックルと一言で言っても、私自身解らない点が多くて、
今回はちょっと調べて記事にしてみました、
コンランチは小さなファームですから、流通量も少ないかもしれませんね。
ご来訪&コメント、ありがとうございます。
ハックルと一言で言っても、私自身解らない点が多くて、
今回はちょっと調べて記事にしてみました、
コンランチは小さなファームですから、流通量も少ないかもしれませんね。
Posted by jbopper
at 2012年04月27日 08:03

クリーって聞いただけで
いやらしい事を想像して
しまうのは・・・
私だけでしょうかね(笑)
いやらしい事を想像して
しまうのは・・・
私だけでしょうかね(笑)
Posted by カバ at 2012年04月27日 12:11
> カバさん
はい、そうだと思います。(爆)
はい、そうだと思います。(爆)
Posted by jbopper at 2012年04月27日 20:03
こんばんは!
ハックルも種類が多くて覚えきれません^^;
あとは、ハックルの差で渓魚の釣れ方、反応に差が出るか実践あるのみですね!
ハックルも種類が多くて覚えきれません^^;
あとは、ハックルの差で渓魚の釣れ方、反応に差が出るか実践あるのみですね!
Posted by もと at 2012年04月27日 23:38
クリーがそんなに貴重なものだと始めて知りました(^^;
他のハックルと比べ高いなぁ~と思っておりましたが…
フライを引退した叔父からマテリアル類を一式貰いました。
それがきっかけでタイイングするようになったのですが…
その中に…何とMetsのCree#2が…
使い方がわかりませんので、秋川ライフさんの
ブログ見て研究してみます。
他のハックルと比べ高いなぁ~と思っておりましたが…
フライを引退した叔父からマテリアル類を一式貰いました。
それがきっかけでタイイングするようになったのですが…
その中に…何とMetsのCree#2が…
使い方がわかりませんので、秋川ライフさんの
ブログ見て研究してみます。
Posted by どんまいアングラー at 2012年04月28日 17:37
> もとさん
私も、ちょっと調べて記事にしました。
実際、色より張りのあるケアフリーのハックルが良いですね。
> どんまいアングラーさん
良いもの貰いましたね!
タイイングは好きなパターンから、自由に色々実験して
巻いてみるのも楽しいですよ!
私も、ちょっと調べて記事にしました。
実際、色より張りのあるケアフリーのハックルが良いですね。
> どんまいアングラーさん
良いもの貰いましたね!
タイイングは好きなパターンから、自由に色々実験して
巻いてみるのも楽しいですよ!
Posted by jbopper
at 2012年04月28日 18:56
