2008年12月15日
スケチラ・ブラウン

このみずみずしい輝き。美味しそうだと思いませんか?
今やこのフライ、私の釣りにとって非常に重要なフライの
ひとつとなりました。名付けて、「スケチラ・ブラウン」。
実は上は濡れたときの姿。濡れていないときは、
なんと、こんな色です!

※え、ライトケイヒル?いいえ。実は、最初は、スレッドの色を
間違えたのがきっかけで、このフライは生まれました。
下巻きに使ったブラウンのスレッドが上のファインダビングを
透かしてチラッと見えるので、怪しい透明感が生まれます。
作り方をご紹介します。
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<スケチラ・ブラウン#14(#16)>
・スレッド:ブラウン
・ウィング:ダック・マラード(ナチュラル)
・ダビング:スーパーファインダビング(ライトケイヒル)
・リビング:ファイン・ワイヤー(ブロンズ)
・ハックリング:コックハックル(ダングリズリー)
・テイル:バーサテイル(ナチュラル)

下巻きをフックの3分の1位施したら、1回転でウィングをつける
場所まで巻き戻します。

ウィングはダック・マラード、5本分くらいのファイバーを2束
左右対称の部分から取ります。

左手で両側からフックを挟むようにウィング材を構えて、
右手でスレッドを2回くらいウィング材を包み込むように巻きます。
左手を離してから、更に2回くらいきゅっと巻き上げましょう。

ウィングの前から後ろにかけて、巻いていきます。
後ろ側に行くときもぎりぎりに巻けばウィングは立ちます。
アイ側の要らないウィング材はハサミで切っちゃいましょう。

最初の下巻きの段差の部分くらいからテイル材を
巻き始めます。

テイルの根元に近くなったら、ファインワイヤーのリビング材を
巻き込んでおきます。根元最後は、テイル材とワイヤーの下側で
一回巻いて、テイル材を立たせます。

ダビング材は、色々試したのですが、スーパーファインダビングが
スケチラ用には一番良いようです。ただし、ダビング材を捕る時に、
少しずつ「ダマ」ができないように、薄い膜を取るような感じで指で
むしって取りましょう。(ここ、重要!)敢えて、ライトケイヒル色を選択。

薄いままに、丁寧にダビング材をテーパーを考えてより付けます。

テイル材の要らない部分を切ってから、ダビング材をウィングの
ちょっと後ろまで巻いたら…

ワイヤーリビングを巻き上げて、もう一度ダビング材を
一回りさせてから、ワイヤーを切ります。

次は、ハックル材を留めてから、フックのアイまで巻き上げて
しまいます。(不要なダビング材は取ってしまっても構いません。)

ウィングの後ろに3~4回、ウィングの前に2~3回
ハックリングします。後ろ側を巻くときにはウィングを前に、
前側に移る時からはウィングを後ろに倒して、ウィングの
形を整えます。
あとは、ヘッドをスレッドで作って出来上りです。


上の濡れた時バージョンは、ドライディップに浸した後の状態です。
渓流で水に濡れても、同じ怪しい透明効果が生まれます。
必要に応じてハックリングの下を切ってもいいのですが、
ちょっと沈めたいときは、このままでも敢えて水気を切らなければ
リビング材がボディを自然に沈めてくれます。
絶対、お奨めの1本です!
<スケチラ・ブラウン#14(#16)>
・スレッド:ブラウン
・ウィング:ダック・マラード(ナチュラル)
・ダビング:スーパーファインダビング(ライトケイヒル)
・リビング:ファイン・ワイヤー(ブロンズ)
・ハックリング:コックハックル(ダングリズリー)
・テイル:バーサテイル(ナチュラル)

下巻きをフックの3分の1位施したら、1回転でウィングをつける
場所まで巻き戻します。


ウィングはダック・マラード、5本分くらいのファイバーを2束
左右対称の部分から取ります。

左手で両側からフックを挟むようにウィング材を構えて、
右手でスレッドを2回くらいウィング材を包み込むように巻きます。
左手を離してから、更に2回くらいきゅっと巻き上げましょう。

ウィングの前から後ろにかけて、巻いていきます。
後ろ側に行くときもぎりぎりに巻けばウィングは立ちます。
アイ側の要らないウィング材はハサミで切っちゃいましょう。

最初の下巻きの段差の部分くらいからテイル材を
巻き始めます。

テイルの根元に近くなったら、ファインワイヤーのリビング材を
巻き込んでおきます。根元最後は、テイル材とワイヤーの下側で
一回巻いて、テイル材を立たせます。

ダビング材は、色々試したのですが、スーパーファインダビングが
スケチラ用には一番良いようです。ただし、ダビング材を捕る時に、
少しずつ「ダマ」ができないように、薄い膜を取るような感じで指で
むしって取りましょう。(ここ、重要!)敢えて、ライトケイヒル色を選択。

薄いままに、丁寧にダビング材をテーパーを考えてより付けます。

テイル材の要らない部分を切ってから、ダビング材をウィングの
ちょっと後ろまで巻いたら…

ワイヤーリビングを巻き上げて、もう一度ダビング材を
一回りさせてから、ワイヤーを切ります。

次は、ハックル材を留めてから、フックのアイまで巻き上げて
しまいます。(不要なダビング材は取ってしまっても構いません。)

ウィングの後ろに3~4回、ウィングの前に2~3回
ハックリングします。後ろ側を巻くときにはウィングを前に、
前側に移る時からはウィングを後ろに倒して、ウィングの
形を整えます。
あとは、ヘッドをスレッドで作って出来上りです。


上の濡れた時バージョンは、ドライディップに浸した後の状態です。
渓流で水に濡れても、同じ怪しい透明効果が生まれます。
必要に応じてハックリングの下を切ってもいいのですが、
ちょっと沈めたいときは、このままでも敢えて水気を切らなければ
リビング材がボディを自然に沈めてくれます。
絶対、お奨めの1本です!
Posted by jbopper at 20:53│Comments(8)
│ドライフライ
この記事へのコメント
こんばんは
大変参考に成ります^^;
早速巻きたいな~カラーを色々巻けば
無敵か?なんちゃって~
では 又。
大変参考に成ります^^;
早速巻きたいな~カラーを色々巻けば
無敵か?なんちゃって~
では 又。
Posted by type r tata at 2008年12月15日 22:17
> type r tataさん
前回の記事の時にコメントをいただいたので、
「リクエストにお応えして」このフライパターンアップしました。
このパターンと正規版のライトケイヒル(クリームスレッド、
リビングなし)は、私が常備しているフライです。
前回の記事の時にコメントをいただいたので、
「リクエストにお応えして」このフライパターンアップしました。
このパターンと正規版のライトケイヒル(クリームスレッド、
リビングなし)は、私が常備しているフライです。
Posted by jbopper
at 2008年12月15日 23:22

こんばんは
お~水に濡れた姿がなんとも艶かしいですね~
これには魚達も魅了されてしまうことでしょう
早速スーパーファインダビング買ってこないと・・・(汗)
お~水に濡れた姿がなんとも艶かしいですね~
これには魚達も魅了されてしまうことでしょう
早速スーパーファインダビング買ってこないと・・・(汗)
Posted by エビフライ番長 at 2008年12月15日 23:39
> エビフライ番長さん
スーパーファインダビングの極細フカフカ繊維はダマさえ
作らなければ、この艶かしい透明感を出してくれます。
よろしかったら、お試しあれ!
スーパーファインダビングの極細フカフカ繊維はダマさえ
作らなければ、この艶かしい透明感を出してくれます。
よろしかったら、お試しあれ!
Posted by jbopper
at 2008年12月16日 00:20

こんにちは
小生がアダムス系が好きなのは、
濡れた時と色が変わってくるのが
楽しいからですよ
それに釣れるってのが一番ですけれど・・・
だから、小生はダビングを極力薄くやってますね~
小生がアダムス系が好きなのは、
濡れた時と色が変わってくるのが
楽しいからですよ
それに釣れるってのが一番ですけれど・・・
だから、小生はダビングを極力薄くやってますね~
Posted by SAGE愛好会
at 2008年12月16日 12:49

> SAGE愛好会さん
私もアダムス大好きです。(釣れますし。)
濡れたときの変化って確認した方が良いようですね。
ダビングを薄くするテクニックは今後も意識したいと
思ってます。
私もアダムス大好きです。(釣れますし。)
濡れたときの変化って確認した方が良いようですね。
ダビングを薄くするテクニックは今後も意識したいと
思ってます。
Posted by jbopper at 2008年12月16日 21:30
巻いてますね
なかなかオフシーズンに巻けないですよね
イワナの卵が孵化しました
なかなかオフシーズンに巻けないですよね
イワナの卵が孵化しました
Posted by ヒデスケ at 2008年12月20日 13:14
> ヒデスケさん
釣れない時は、釣るときを思って、巻くしかないかも…
でも、最近タイイングも上達して、結構楽しいですよ。
イワナ見ました!すごいです。
釣れない時は、釣るときを思って、巻くしかないかも…
でも、最近タイイングも上達して、結構楽しいですよ。
イワナ見ました!すごいです。
Posted by jbopper
at 2008年12月20日 22:35
