秋川ライフ

沈める釣りに効果的なオーストリッチハールをドライフライにも使おうという
ことでオリジナルフライを作ってみました。

名前もちょっとゴージャスに　「ロイヤル・オーストリッチ」！

水中でユラユラ揺れるオリブカラーのオーストリッチハールと、ハックルで
若干隠れても独特のキラキラ感を醸し出すピーコックハールのダブル
グリーンなボディ＆ソラックス。ウィングのカーフテイルが作るフォルムで
有名な「ロイヤルファミリー」に入れてもらえますかね？


＜クリックして拡大：大きなお尻はグラマラス？濡れれば萎みます。笑＞

これからの季節のテリストリアルフライとして、使えそうでしょ？！

実力は、ニジマス相手とは言え、先日の奥多摩FCの爆釣で実証済み。水に
馴染むオーストリッチハールがすぐに半沈みになるようですが、V字のカーフ
テールウィングが水面で踏ん張って浮いてくれ、それがまた、フライの視認性も
良くしてくれます。

＃＃＃

＜ロイヤル・オーストリッチ＞
・ フック： Maruto d24BL #14
・ スレッド：ブラウン
・ ウィング：カーフテール（白）
・ テイル：コック・デ・レオンハックルファイバー
・ リビング：エキストラファイン・コパーワイヤー
・ ボディ：オーストリッチハール（ミニ／毛先の短いもの）
・ ソラックス：ピーコックハール
・ ハックル：ダークブラウン系コックハックル



下巻きは、シャンクの半分くらいまで。そして、スレッドを戻します。



カーフテールを留めたら…



斜めにカットします。（後でボディにテーパーが付きます。）



カーフテールを爪で起こして、アイ側に何度かスレッドを巻きます。



何度かたすき掛けをして、ウィングを作ります。



そして、スレッドはゲイプ側に移動させて形を整えます。



テールを付けて、途中からワイヤーも巻き込みます。
最後はテイル材とフックの間にスレッドを通して、テイルがちょっと上向きに
なるように調整します。



オーストリッチハールを２本、ボディの長さ分だけフック上に残して留めて…



ボディの下地にしてしまいます。



オーストリッチハールを２本まとめて巻き上げたら…



コパーワイヤーを逆回転（これ大切！*）で巻き上げた後、

* オーストリッチハールは、切れやすいのでリビングする際にワイヤーを
　逆方向に巻いたほうが丈夫になります。



ピーコックハール２本を留め…



ピーコックハールの前にハックルも取り付けてしまいます。



ピーコックハールは、フックのアイ側まで巻いてしまいます。
（この時、最初の一巻きは、ハックルの後ろに巻いてハックルを挟みます。）



そして、ハックルを巻いて、ヘッドを作ってウィップフィニッシュ！完成です。





ハックルの違うバージョン２つ。（ドライディップ・スーパーにどぶ漬けした
直後なのでちょっと濡れています。）

これは夏フライのスタンダードにできるかも！…って言い過ぎかしら？