2010年02月22日
ダブル・マーカー沈め釣り
最近、沈めて釣る時、マーカーを2つ付けています。
マーカー/インジケーターの釣りは合わせを取るのが微妙で
難しいものですが、ここで紹介する釣り方では、2つの異なる
マーカーを同時に使うことであたりが取りやすくなっていると
感じています。

上の写真は先日の奈良子での実績ですが、自作のシモリ・
マーカーとバイオストライクを使っています。ただ、比較的
浮力のあるマーカーとそれ程浮力のないインジケーターの
組み合せでも十分行けると思います。
マーカー/インジケーターの釣りは合わせを取るのが微妙で
難しいものですが、ここで紹介する釣り方では、2つの異なる
マーカーを同時に使うことであたりが取りやすくなっていると
感じています。

上の写真は先日の奈良子での実績ですが、自作のシモリ・
マーカーとバイオストライクを使っています。ただ、比較的
浮力のあるマーカーとそれ程浮力のないインジケーターの
組み合せでも十分行けると思います。
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タックルの組み方は、浮力のあるマーカー*がリーダーのバット側、
あまり浮力を持たないインジケーターや少量のバイオストライクは
フライ側に、両者約20~30cm離して付けます。タナは釣る場所に
寄りますが水深よりやや長めにします。この釣りではウェイト付の
ニンフフライやBHウーリーバッガーを使うことが多いです。
* 浮力があるといっても、プカプカ浮きすぎのマーカーはあまり
よくありません。場合によっては、2つのマーカーの両方とも
フライの重さに負けて沈んでしまっても構わないと考えています。
要は自然に流れるフライの状態がマーカーで確認できる=
当たりが分かるということが重要です。浮きすぎのマーカーは
当たりがあってもビクともしない事がありますよね。
さて、釣り方は以下の図に示すようにフライ先行で釣っています。
(水の流れは画面左から右に向かっています。)

① アップクロスからクロスにキャスティングをして釣りますが、
特に上流に向かって釣る場合、図のような形にするには
U字キャストなどをする必要があります。上手くできない時は、
フライをアンカーにしてメンディングすることもあります。(フライ
ラインを上流側にメンディングしてマーカー/インジケーター
だけを上流に動かします。)とにかく2つのインジケーターを
フライより上流に置いてあげます。
※ 2つの異なるマーカーがあるもうひとつの利点は、その延長線
上を見れば、だいたいのフライの位置の見当が付くという所にも
あります。狙いの場所にフライを送り届ける良い目安になります。
② フライ先行の場合、着水後フライが流れに押されて自然に
沈んで行きやすいと考えています。(フライがマーカーの後から
ついて行く場合、水面のマーカーがそのままフライを引っ張る
ので沈みにくいと思います。)マーカーが2つあることにより、
フライはまずフライに近いマーカーを支点に沈んで行きます。
もし、そのマーカーがフライを支えるだけの浮力がなかったら、
それもいっしょに沈み始めます。ただ、この時このマーカーにも
若干の浮力はあるので、水面のマーカーとフライとの間のライ
ンは直線にはならずに、間のマーカーを境にして「く」の字型に
なるところに注目して下さい。(実際には水面のラインは、もっと
弛んでいるかもしれませんね。)
③ 魚がフライを咥えると、中性浮力に近い形で水中または水面
近くに浮遊しているマーカー/インジケータがまず引っ張られます。
②の「く」の字型の状態が伸びるので、その動きは、マーカーひと
つの場合よりずっとはっきり見て取れます。
このシステムの弱点は水中のインジケータが見難い早瀬などでは
あまり使えないという点ですが、流芯から外して緩めの場所を
流したり、流れ込みの脇の静かな水面から落ち込みの中に送り込ん
だりなど、以外に実践的に使えると思います。もちろん、管釣りでも
大活躍です!
PS. そう言えば、私は使ったことはありませんが、以前ツインボール
マーカーって製品がありましたね。若干共通する点があるのかも
しれませんが、今回の釣り方はその製品をまったく知らずに、私が
自らの実践から行き着いたアイディアですので、あしからず。
タックルの組み方は、浮力のあるマーカー*がリーダーのバット側、
あまり浮力を持たないインジケーターや少量のバイオストライクは
フライ側に、両者約20~30cm離して付けます。タナは釣る場所に
寄りますが水深よりやや長めにします。この釣りではウェイト付の
ニンフフライやBHウーリーバッガーを使うことが多いです。
* 浮力があるといっても、プカプカ浮きすぎのマーカーはあまり
よくありません。場合によっては、2つのマーカーの両方とも
フライの重さに負けて沈んでしまっても構わないと考えています。
要は自然に流れるフライの状態がマーカーで確認できる=
当たりが分かるということが重要です。浮きすぎのマーカーは
当たりがあってもビクともしない事がありますよね。
さて、釣り方は以下の図に示すようにフライ先行で釣っています。
(水の流れは画面左から右に向かっています。)

① アップクロスからクロスにキャスティングをして釣りますが、
特に上流に向かって釣る場合、図のような形にするには
U字キャストなどをする必要があります。上手くできない時は、
フライをアンカーにしてメンディングすることもあります。(フライ
ラインを上流側にメンディングしてマーカー/インジケーター
だけを上流に動かします。)とにかく2つのインジケーターを
フライより上流に置いてあげます。
※ 2つの異なるマーカーがあるもうひとつの利点は、その延長線
上を見れば、だいたいのフライの位置の見当が付くという所にも
あります。狙いの場所にフライを送り届ける良い目安になります。
② フライ先行の場合、着水後フライが流れに押されて自然に
沈んで行きやすいと考えています。(フライがマーカーの後から
ついて行く場合、水面のマーカーがそのままフライを引っ張る
ので沈みにくいと思います。)マーカーが2つあることにより、
フライはまずフライに近いマーカーを支点に沈んで行きます。
もし、そのマーカーがフライを支えるだけの浮力がなかったら、
それもいっしょに沈み始めます。ただ、この時このマーカーにも
若干の浮力はあるので、水面のマーカーとフライとの間のライ
ンは直線にはならずに、間のマーカーを境にして「く」の字型に
なるところに注目して下さい。(実際には水面のラインは、もっと
弛んでいるかもしれませんね。)
③ 魚がフライを咥えると、中性浮力に近い形で水中または水面
近くに浮遊しているマーカー/インジケータがまず引っ張られます。
②の「く」の字型の状態が伸びるので、その動きは、マーカーひと
つの場合よりずっとはっきり見て取れます。
このシステムの弱点は水中のインジケータが見難い早瀬などでは
あまり使えないという点ですが、流芯から外して緩めの場所を
流したり、流れ込みの脇の静かな水面から落ち込みの中に送り込ん
だりなど、以外に実践的に使えると思います。もちろん、管釣りでも
大活躍です!
PS. そう言えば、私は使ったことはありませんが、以前ツインボール
マーカーって製品がありましたね。若干共通する点があるのかも
しれませんが、今回の釣り方はその製品をまったく知らずに、私が
自らの実践から行き着いたアイディアですので、あしからず。
Posted by jbopper at 20:38│Comments(11)
│釣りのヒント
この記事へのコメント
こんにちは。
渓流でマーカー釣は苦手です。
でも、管釣りではよく使ってます。
アタシもダブルかトリプルにして
当りを取っています。
メインはエアロドライで、サブは
シールマーカーを小さく貼り付けています。沈んだシールマーカの動きで合わせます。でもなかなか釣れませんねえ・・・
渓流でマーカー釣は苦手です。
でも、管釣りではよく使ってます。
アタシもダブルかトリプルにして
当りを取っています。
メインはエアロドライで、サブは
シールマーカーを小さく貼り付けています。沈んだシールマーカの動きで合わせます。でもなかなか釣れませんねえ・・・
Posted by なみはやFF at 2010年02月23日 14:17
いつもフライ「後行」になるちさやんです( ̄∇ ̄;) ハッハッハッ
沈める釣りは苦手でぃす(´ノωノ`)メソメソ
苦手というか、どうすればいいのかよく分からなかったのですが・・・
今回の記事で、沈める釣りのやり方がわかりましたy(^ヮ^)y
こんど・・・がんばってやってみます!!
沈める釣りは苦手でぃす(´ノωノ`)メソメソ
苦手というか、どうすればいいのかよく分からなかったのですが・・・
今回の記事で、沈める釣りのやり方がわかりましたy(^ヮ^)y
こんど・・・がんばってやってみます!!
Posted by ちさやん at 2010年02月23日 17:06
> なみはやFFさん
やはりやる人はしっかり使っている方法だったんですね。
まあ、渓流では何といってもドライの釣りが一番。
ドライで釣れる盛期がやっぱり楽しいですよね。
> ちさやんさん
このオフの菅釣り通いで学んだのがこの釣り方です。
もしドライで出なかったら、ぜひお試しあれ。
やはりやる人はしっかり使っている方法だったんですね。
まあ、渓流では何といってもドライの釣りが一番。
ドライで釣れる盛期がやっぱり楽しいですよね。
> ちさやんさん
このオフの菅釣り通いで学んだのがこの釣り方です。
もしドライで出なかったら、ぜひお試しあれ。
Posted by jbopper at 2010年02月23日 22:07
こんにちは♪
僕もバイオストライクを使っています。
ミッジの時にフライを見失わないよう薄く細長く使ったりもします。
jbopperさんの探究心は凄いですね!
過去の記事も拝見させてもらってるんですが本当に尊敬します。
僕もバイオストライクを使っています。
ミッジの時にフライを見失わないよう薄く細長く使ったりもします。
jbopperさんの探究心は凄いですね!
過去の記事も拝見させてもらってるんですが本当に尊敬します。
Posted by まー坊 at 2010年02月24日 13:20
> まー坊さん
バイオストライクの薄塗りも有効ですよね。
探究心というか単なる釣り〇鹿ですね。(笑
バイオストライクの薄塗りも有効ですよね。
探究心というか単なる釣り〇鹿ですね。(笑
Posted by jbopper
at 2010年02月24日 18:51

こんにちは
ホント、jbopperさんの探究心には脱帽です
小生は単細胞なので、あまり深く考えることはできません
だから、巻くフライが全然変わらないんですよね~
進歩無しです(涙)
ホント、jbopperさんの探究心には脱帽です
小生は単細胞なので、あまり深く考えることはできません
だから、巻くフライが全然変わらないんですよね~
進歩無しです(涙)
Posted by SAGE愛好会 at 2010年02月25日 12:20
こんばんは!
マーカーの釣りは、マーカー先行が絶対条件と思っていました。
なので浮力の有るマーカーを使用しフライを引っ張って当たりを取っていたので、微妙な当たりが取りづらかった見たいです!
フライ先行で流すには、有る程度重さがあるフライで無いとダメなようですね。
この記事を参考にしてチャレンジして見ようと思います♪
マーカーの釣りは、マーカー先行が絶対条件と思っていました。
なので浮力の有るマーカーを使用しフライを引っ張って当たりを取っていたので、微妙な当たりが取りづらかった見たいです!
フライ先行で流すには、有る程度重さがあるフライで無いとダメなようですね。
この記事を参考にしてチャレンジして見ようと思います♪
Posted by ヨシ at 2010年02月25日 18:02
うーん流石ですね^^
実はある有名なプロのFF
が同じようなシステムで同じような
釣り方をしているのを見たことがあります
その方はロールメンディングで
ラインを上流に置き換えていました。
私も真似して練習していますが・・・
上手く行かないもんですね^^;
実はある有名なプロのFF
が同じようなシステムで同じような
釣り方をしているのを見たことがあります
その方はロールメンディングで
ラインを上流に置き換えていました。
私も真似して練習していますが・・・
上手く行かないもんですね^^;
Posted by カバ at 2010年02月25日 19:07
> SAGE愛好会さん
いえいえ、単なる釣り〇鹿です。
流れのある管釣りで色々試してたどり着いた釣り方でした。
それと、SAGE愛好会さんとはFFのキャリアが違いますから
まだまだ色々試しています。
> ヨシさん
マーカー先行の釣りではなかなか釣れなくて、こんな釣り方に
たどり着きました。(マーカー先行の釣り方、判りません…)
おっしゃるとおり、この釣り方はウェイトのあるフライの方が
有効ですね。もちろんショットを付けても良いかもしれません。
> カバさん
今月のフライフィッシャーにもダブルマーカーの釣りの
記事が載っていて、ビックリしました。
私のメンディングも自己流でうまく行ったり
行かなかったりです…
いえいえ、単なる釣り〇鹿です。
流れのある管釣りで色々試してたどり着いた釣り方でした。
それと、SAGE愛好会さんとはFFのキャリアが違いますから
まだまだ色々試しています。
> ヨシさん
マーカー先行の釣りではなかなか釣れなくて、こんな釣り方に
たどり着きました。(マーカー先行の釣り方、判りません…)
おっしゃるとおり、この釣り方はウェイトのあるフライの方が
有効ですね。もちろんショットを付けても良いかもしれません。
> カバさん
今月のフライフィッシャーにもダブルマーカーの釣りの
記事が載っていて、ビックリしました。
私のメンディングも自己流でうまく行ったり
行かなかったりです…
Posted by jbopper
at 2010年02月25日 20:34

こんばんは。
マーカー釣りはほとんどやらないのです
が依然トレーラーやったかな?
ドライをマーカーにしてニンフを沈めて
やった事ありますがけっこう釣れましたよ。
どちらに出るか面白かったです(笑)。
解禁もうすぐですね~。
マーカー釣りはほとんどやらないのです
が依然トレーラーやったかな?
ドライをマーカーにしてニンフを沈めて
やった事ありますがけっこう釣れましたよ。
どちらに出るか面白かったです(笑)。
解禁もうすぐですね~。
Posted by 山おやじ at 2010年02月25日 22:11
> 山おやじさん
本当はやっぱりドライで釣りたいんですが
渋い冬の菅釣りでこんな釣りをしていました。
解禁後、渓流に戻ったら、またドライ中心の釣りに
戻すと思います。(たぶん…)
本当はやっぱりドライで釣りたいんですが
渋い冬の菅釣りでこんな釣りをしていました。
解禁後、渓流に戻ったら、またドライ中心の釣りに
戻すと思います。(たぶん…)
Posted by jbopper at 2010年02月25日 22:47