雨の養沢で尺ブラウン!

jbopper

2022年10月08日 11:53

<2022.10.6 養沢毛鉤専用釣場、小雨10℃、水量多め15℃>

オフになっても渓流で釣りたくて、雨が降る中、養沢に行ってきました。
気温も急にガクンと下がって、魚たちのご機嫌はどうでしょう?

8時に受付をすると、7番のバッジを頂きました。すぐに蕎麦屋さんの
裏に駐車して準備です。小雨が降り続く中、厚手のフィッシングシャツ
の上にレインジャケットを着込み、ウェーダーも夏用から卒業して厚手
のものを着用します。

昨年まで10月は神谷堰堤まででしたが、今年はルール改正で、更に
上流の「高橋」まで釣れるということなのですが、私は敢えて上流では
なく、下流の養沢センター上まで歩いて移動後、そこから釣り上がるこ
とにします。

8時半入渓。、すぐにニジマスたちは、ロイヤルオーストリッチ(#14)に
反応を示し、10分もしないうちに 2尾釣れました。

ここでも、ニジマスは素直に反応します。



3尾目はホウライマス風の一尾でした。



今日のフライは、バッチリ合っているようです。時々強くなる雨の中、ド
ライフライで釣る場合、フライのケアが大変なのですが、雨の時こそ、
9月から試している百均の「吸スポダスター」が良い仕事をしてくれま
す。雨で濡れても絞れば、濡れたフライの水分を充分吸水してくれま
す。(実験の模様は、こちらです。)ただ、濡れると柔らかくなって、強く
引っ張ると切れ易くなり、この日が終わる前にぶら下げていたリングの
場所からちぎれてしまいました。



さて、釣りの方は、チビヤマメが出ると…、



増水で速い流れの肩からは…、



ナイスなサイズのヤマメが続いてくれます。



そして、チビブラウンも顔を出し…、



まさかとは思いつつ、ちょっと期待が膨らみます。


ここからは、養沢センターの川遊び区間に入ります。もちろん、今日は
誰も遊んでいませんね。

これまで通り、瀬の中からニジマスが釣れますが、色モノは出る場所が
違います。



赤く囲った底岩があるポイントは流れが複雑で、丹念に攻めました。
反応がなかったので、その上の岩陰の平坦なポイントに一発でフライ
を落とすと、底から魚が浮いてきて、フライをひったくります。

合わせるとほぼ同時に魚は下の段に落ちてきて、流れの中で暴れます
が、次の瞬間、例の底岩の陰に潜り込み、ラインは全く動かなくなりまし
た。岩に引っかかったのかそれとも引きなのか?…判らない時間が流れ
ますが、ラインの先にまだ魚が居ると信じて、ラインのテンションを緩め
ずにいると、岩の手前で魚の腹が反転するのが見えました。ロッドを左
右に動かすと、やっと出てきてくれました!

その後も慎重にやり取りして、遂にネットイン!


<ドーン!>

養沢で生まれ育った立派なブラウントラウトです。



計測すると30cmありました!
もちろん、ブラウンはもっとずっと大きくなる魚ですが、降り続く雨の中、
感嘆の声を押さえることはできませんでした。

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この後もこの区間で、順調に18尾まで釣果を伸ばしましたが、とにかく
雨と低気温で身体が冷えます。釣行中、川の中を徒渉中につんのめっ
て手を着いてしまい、レインジャケットの袖の中まで濡れてしまったので、
不快感は増すばかりです。養沢センターの川遊び区間を抜けて、その
サインを吊るすロープに替えたばかりのフライを引っ掛けたところで、さ
すがに心が折れました。ちょうど12時だったので、一端脱渓してクルマ
に戻ってお昼にすることにします。


<結構大きなカゲロウ…、ヨシノマダラでしょうか?>

釣果も充分で、このまま帰っても良かったのですが、袖の中まで濡れた
レインジャケットを予備のものに着替え、屋根のある川辺のベンチで暖
かいカップ麺を食べながらのんびりしていたら、もう少しやってみる気に
なりました。



駐車場のちょっと下流から駐車場までの短い区間を1時間ほど掛けて
釣り上がり、上のヤマメを含めて5尾追加。14時過ぎ、トータル23尾、
(うちヤマメ4尾、ブラウン2尾、すべてドライフライ)で終了としました。



管理棟に戻って、他に誰も居ない薪ストーブの前で、暖かいコーヒーと
コンビニ・スイーツを食べて、よ~く暖まってから、帰路に着きました。

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