雨の養沢で尺ブラウン!
<2022.10.6 養沢毛鉤専用釣場、小雨10℃、水量多め15℃>
オフになっても渓流で釣りたくて、雨が降る中、養沢に行ってきました。
気温も急にガクンと下がって、魚たちのご機嫌はどうでしょう?
8時に受付をすると、7番のバッジを頂きました。すぐに蕎麦屋さんの
裏に駐車して準備です。小雨が降り続く中、厚手のフィッシングシャツ
の上にレインジャケットを着込み、ウェーダーも夏用から卒業して厚手
のものを着用します。
昨年まで10月は神谷堰堤まででしたが、今年はルール改正で、更に
上流の「高橋」まで釣れるということなのですが、私は敢えて上流では
なく、下流の養沢センター上まで歩いて移動後、そこから釣り上がるこ
とにします。
8時半入渓。、すぐにニジマスたちは、
ロイヤルオーストリッチ(#14)に
反応を示し、10分もしないうちに 2尾釣れました。
ここでも、ニジマスは素直に反応します。
3尾目はホウライマス風の一尾でした。
今日のフライは、バッチリ合っているようです。時々強くなる雨の中、ド
ライフライで釣る場合、フライのケアが大変なのですが、雨の時こそ、
9月から試している百均の「吸スポダスター」が良い仕事をしてくれま
す。雨で濡れても絞れば、濡れたフライの水分を充分吸水してくれま
す。(実験の模様は、
こちらです。)ただ、濡れると柔らかくなって、強く
引っ張ると切れ易くなり、この日が終わる前にぶら下げていたリングの
場所からちぎれてしまいました。
さて、釣りの方は、チビヤマメが出ると…、
増水で速い流れの肩からは…、
ナイスなサイズのヤマメが続いてくれます。
そして、チビブラウンも顔を出し…、
まさかとは思いつつ、ちょっと期待が膨らみます。
ここからは、養沢センターの川遊び区間に入ります。もちろん、今日は
誰も遊んでいませんね。
これまで通り、瀬の中からニジマスが釣れますが、色モノは出る場所が
違います。
赤く囲った底岩があるポイントは流れが複雑で、丹念に攻めました。
反応がなかったので、その上の岩陰の平坦なポイントに一発でフライ
を落とすと、底から魚が浮いてきて、フライをひったくります。
合わせるとほぼ同時に魚は下の段に落ちてきて、流れの中で暴れます
が、次の瞬間、例の底岩の陰に潜り込み、ラインは全く動かなくなりまし
た。岩に引っかかったのかそれとも引きなのか?…判らない時間が流れ
ますが、ラインの先にまだ魚が居ると信じて、ラインのテンションを緩め
ずにいると、岩の手前で魚の腹が反転するのが見えました。ロッドを左
右に動かすと、やっと出てきてくれました!
その後も慎重にやり取りして、遂にネットイン!
<ドーン!>
養沢で生まれ育った立派なブラウントラウトです。
計測すると30cmありました!
もちろん、ブラウンはもっとずっと大きくなる魚ですが、降り続く雨の中、
感嘆の声を押さえることはできませんでした。
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この後もこの区間で、順調に18尾まで釣果を伸ばしましたが、とにかく
雨と低気温で身体が冷えます。釣行中、川の中を徒渉中につんのめっ
て手を着いてしまい、レインジャケットの袖の中まで濡れてしまったので、
不快感は増すばかりです。養沢センターの川遊び区間を抜けて、その
サインを吊るすロープに替えたばかりのフライを引っ掛けたところで、さ
すがに心が折れました。ちょうど12時だったので、一端脱渓してクルマ
に戻ってお昼にすることにします。
<結構大きなカゲロウ…、ヨシノマダラでしょうか?>
釣果も充分で、このまま帰っても良かったのですが、袖の中まで濡れた
レインジャケットを予備のものに着替え、屋根のある川辺のベンチで暖
かいカップ麺を食べながらのんびりしていたら、もう少しやってみる気に
なりました。
駐車場のちょっと下流から駐車場までの短い区間を1時間ほど掛けて
釣り上がり、上のヤマメを含めて5尾追加。14時過ぎ、トータル23尾、
(うちヤマメ4尾、ブラウン2尾、すべてドライフライ)で終了としました。
管理棟に戻って、他に誰も居ない薪ストーブの前で、暖かいコーヒーと
コンビニ・スイーツを食べて、よ~く暖まってから、帰路に着きました。
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