ニンフボックスなしで養沢…
<2023.11.24 養沢毛鉤専用釣場、晴れ 14~23℃、やや渇水 11℃>
金曜日、いつものように家族と朝食を食べてから、クルマを走
らせて養沢毛鉤専用釣場へ向かいます。ただ、5分と経たない
うちにスマホを家に忘れたことに気付きます。一瞬戻ることも
考えましたが…、
「まっ、良いか?スマホなしでも困ることはないでしょう。」
(これがこの日の不運の始まりとは、知る由もない私…。)
8時15分頃、管理棟で受付をすると、まだバッジは7番。でも、
11月から釣り区間縮小するも2000円で、この日も最終的には、
30名近い釣り人が集ったようです。
ということで、管理棟そばの駐車場で準備して、そのまま歩いて
入れる場所を探します。
まずは、まだ釣り人がいない坂東橋そばから入渓。
橋の上流側に良い流れがありますが、まずは、下流側の流れに
アダムス14番を放り込むと、反応があり、
良い魚が、フライを咥えますが、走られてバラしました…(汗)。
もっと行けるかもと、ポジションを流れのそばに移して釣っていた
ら、いつの間にか上流側には人が入っていました…。
仕方がないので、場所移動です。
今度は西野橋の上流の入渓点から川に降りて、そばの流れを
一通り探ってから、橋の下の大場所の上流側に移動して、アダ
ムスフライを投げ込んでみると、魚が出ましたが、またバラして
しまいました…(泣)。
ここは、魚がいっぱい居るはずなので、流れの横の岩場に移動
して、ドライからニンフの釣りに変更しようとバッグを探ると…、
何とニンフのフライボックスがありません!
最初に思ったのは、『落としていたら、どうしよう!』です。家に
忘れて置いてきた可能性は大なのですが、何かの拍子にボッ
クスごと落としていたら、被害は甚大です。(前々日、フライを
巻き足してボックスを一杯にしたばかりです…。)
仕方がないので、釣りは一端中止。今日の今までの活動場所を
トラックバックして、ボックスを探しました。クルマまで戻ったつい
でに管理棟のおば様にも事情を説明して、落とし物としてお願い
しておきました。
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さて、ニンフのフライボックスがない今日の釣りはどうするか?
下弁天上流の橋の横から再入渓して、そこに居た釣り人にひと
声かけてから、考えながら上流を釣ります。
オプション1:ドライの釣りで通す
確かにドライフライにも反応があったので、ちょっとは行けるで
しょうが、なんせ養沢は人が多いので、他の人がやったばかり
のポイントで、釣れる確率はぐっと下がります。
案の定、上の写真のポイントでは、全く反応がなかったので…、
オプション2:フライパッチに残ったニンフを使う
<ビデオからの切り取り画像でボケててすいません…>
こちらが、朝のフライパッチの内容です。ニンフ系は6、7本あり
ますが、まともなのは 2~3本で、あとはほとんどがボロボロの
フライです。まともなフライで、養沢のニジマスが反応さえしてく
れれば、少しは勝機があるかもしれません。
ただし、上のポイントでは、赤で囲った2つのニンフでは釣れま
せんでした。次のポイントにいた親子のフライフィッシャーにひと
声かけて、その上流は、最初にドライで魚が出た坂東橋のポイ
ントです。
ここでも、フライパッチのニンフで反応がないので…、
オプション3:バッグにある他のフライを使う
バッグの中にソフトハックルの小型のフライボックスがあるのを
思い出しました。(
こんなソフトハックルです。)
<数は少ないですが、巻きたてのフライが入っています>
赤ボディのソフトハックルで反応がありましたが、すぐにアタリは
止まります。養沢の魚はしっかり教育されています。オリーブで
は無反応。そして、ブラックボディにクートのウィングのフライに
替えると…、
やっと、釣れました!
このフライで、もう一度アタリがあったのですが、フッキングせず、
またまたスレてしまって沈黙となりました。周りの別のポイントも
やってみましたが、追加なし。11時には一端脱渓して、管理棟で
お昼にしました。
管理棟下流は素晴らしい紅葉です。
早めの昼食後、11時半ごろに再入渓できたのは、「立岩」ポイン
トです。
砂で昔よりずいぶんと埋まってしまいましたが、良い魚も溜まっ
ている養沢でも屈指の大場所です。
ソフトハックルのクートハックルは既にちぎれていて、反応が全く
なかったので、再びフライパッチのボロボロのシースルーニンフ
に戻します。
すると…、
まずまずの尺越えニジマスが釣れました。
結局、立岩ポイントでは…、
複雑な流れですが、フライが上手く流れると、同じフライで4尾釣
れて、次のヒットで痛恨のフライロスト。⑤のヒットポイントでは、
もうひとつマシだった赤尻雉ニンフ(16番)を使いました。
ロングキャスト直後、35cm以上あるニジマスが派手に出て、イン
ジケーターがぶっ飛びました。
1時間ほどで5尾の釣果は上々です。この後、13時半頃まで掛け
て釣りが可能な海入道橋まで釣り上がりましたが、追加はありま
せんでした。
最後に管理棟下の区画で、辛うじて形を留めている赤尻雉ニンフ
で2尾を追加しますが、3尾目の大物(?)にフライを持って行かれ
てしまいます。他のパッチフライも試しましたが、万事休す。
14時半には、本日8尾で終了としました。
その1時間後、帰宅すると、案の定…、
私のタイイングコーナーにニンフボックスは鎮座していました。そ
して、このすぐ右に私の携帯は置いてあります。朝、スマホを取り
に戻っていたら、ニンフボックスにも気が付いていたかもしれませ
ん…。すぐに養沢に電話して受付のおば様にお騒がせしたお詫
びとお礼をしておきました。
そうそう、今日はもうひとつ、残念なことがありました。
左のボトルに穴が開いて、水漏れしていました。10年くらい使っ
ていたのですが、最初は鮮やかなニジマスの絵が描かれていた
確かSIMMSのウォーターボトルです。私の代わりに岩にぶち当
たったりして、釣りの苦楽を共にしてきた仲間ですが、流石に寿命
のようですね…。これからは、使わずにトランクに仕舞っていた予
備のボトルの出番となります。
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