2024年01月28日
オモリとしてのスイベル利用(続編)
前回は、百均のスイベル(サルカン)をニンフの釣りのオモリ代わ
りに使う記事を載せたのですが、今回は更に小さなサイズのスイ
ベルがあるのを思い出したので、そちらを使って実釣テストをして
みました。
<前回の百均サルカン(大きいサイズ)が中央にあります>
こちら、いつだったか釣具店のルアーコーナーで見つけた極小の
スイベルです。本来ならルアーを接続するために使うものですが、
私はスイッチロッド用のリーダーシステムでティペットを結ぶために
購入してあったものです(値段は5個で297円…やはり釣り専用品
は高いですね)。前回の所感にもあったように小さめのスイベルも
試してみたくて、こちらを外して組み直し、今回はFISH ON!鹿留
で使ってみました。(使用方法は、前回と全く同じです。)
<2024.1.26 FISH ON!鹿留、晴れ 1~6℃、午後やや強風>
1月に入って上流が進入禁止になっているようで、午前中はロッジ
駐車場そばの河川エリアに入ってみました。
最初の区画では、魚が溜まっている深みのポイントがいくつかある
ようで、それを見つけてしまえば、14番のフェイザントテイルで入れ
食い状態でした。
9時から10時の間にダブルツ抜け。極小のスイベルでも狙いのタナ
にフライを送り込むことができました。前回同様、このシステムでは、
釣れた後のチェックが簡単なので、テンポよく釣ることができます。
同じインジケーターでの浮き方は「キモチ良く浮くかな?」程度改善
されました。
最初の区画はお腹いっぱいになったので、次は魚影がほとんど見え
ないひとつ下の区画に入ってみました。
こちらの岸側の流れにはほとんど魚影がなく、色々試してみると、中
流部の対岸寄りの深みに魚が溜まっているようです。幸い後ろは自
然渓流のような別の流れがあり空いているので、キャスティングには
全く問題がなく、ほぼサイドか若干アップストリームで、ポイントにフラ
イを流し込むのが有効でした。
ニジマスに混ざって、嬉しい色モノも釣れました。
こちらは鱗の取れ具合とかを見るとヤマメではなくて、サクラマスかも
しれません。(ネイティブエリアの代わりにこちらにも色モノを放流して
いるそうです。)
結局、11時過ぎまでに10尾追加できて30尾となったところで、釣って
いた区画の背後にあったナチュラルな流れを少し釣り上がることにし
ました。
ここでスイベルオモリの弱点を発見したかもしれません。インジケー
ターを移動してタナは短く取ったのですが、スイベル自体が岩の間
に引っかかってしまうことがありました。その形状から、スイベルは、
練オモリやガン玉より引っかかり易いのかもしれません。やはり、
浅瀬がある自然渓流の釣りでは、このシステムは使わず、オモリが
必要な時は、練オモリやガン玉を使った方が良いでしょう。
お昼休憩後は、いつものように鹿留湖で釣りました。
ここでも極小スイベルオモリの気付きがありました。
スイッチロッドでの釣りでしたが、システムは午前中とほぼ同じルー
スニングで、インジケーターを浮かべてアタリを取るというやり方で
した。ただ、遠くにキャスティングすることもあり、ラインがターンオー
バーして綺麗に真っすぐフライが着水するとオモリとフライの重さで
ゆっくりとフライが沈んで行くのがインジケーターの動きで判りました。
そのフライが沈下する途中に結構アタリがあったのです。スイベルが
小さい事で、沈下速度がちょうど良かったのかもしれません。
ニジマスに混ざって、こんなゲストにも逢えました。
<ヒレも綺麗な尺越えイワナ!>
この他、アルビノ1尾、サクラマス2尾も釣れました。
前回の百均の大きめのスイベルでも問題はありませんでしたが、今
回の極小スイベルの方がより繊細に釣りができる感覚はありました。
敢えて言うなら、流れがある深い淵とかですぐにフライを沈めたい時
には、百均サルカンの方がお薦めかもしれません。(もちろん、コス
パでは百均サルカンの方が上ですね。)
結局14時半までポンドで釣りましたが、この日のトータル釣果は46
尾となりました。