渓流アワード 2014

jbopper

2014年10月02日 22:22

今年も渓流アワードで、2014年シーズンを振り返りましょう!
(過去シーズンの統括記事はこちらです。)

さて、今年は結構辛い幕開けでした。(汗)


<雪深い今年の解禁日>

2月、地元の山間部では、45年ぶりの記録的な大雪。
3月には積雪が渓を覆い、雪に倒された木々が流れの
ポイントを遮り、その爪痕は後々まで残っていました。
(未だに崖崩れのあった道路でも工事が続いています。)

3月は水温も低く、魚たちもなかなか顔を出してくれません
でした。そして、4月になっても、まだ一部雪が残っていて、
雪で事故にあったと思われる鹿の屍にまで出くわしました!

という訳で、渓はまる1か月遅れて解禁という感じでした。

しばらく、良い時期が続いたかと思ったら、6月以降の
釣行では水量の増減が目立ち、それ以降シーズン終わりまで
「やや増水」を含めて増水状態が10回、明らかな「増水」が
6回もありました。

これらを踏まえて(笑)、例年通りデータを見てみましょう。


   <2014 渓流シーズンデータ>
   ※ 3時間以内の釣行は、0.5回としてカウントしています。

今年は『ボ』がありました…でもこれは解禁日。雪の中で
1.5時間ほど竿を出した時のことですから、まあ良しと
しましょう。(その後、養沢でいっぱい釣りましたしね ♪)

また、今年はヤマメメインの渓流でイワナが比較的良く出て
くれました。(とは言っても、全釣果の7%程度です。)
20㎝オーバーのイワナが5尾も釣れたお陰で、良型遭遇率は
前年並みとなりましたが、反対にヤマメの良型は少なかったと
言えると思います。(これも雪のせいかな?)


   <年間釣果総数と1釣行当たりの平均釣果数の変遷>

釣果数では8月、9月が苦戦続きでした。2尾~4尾という釣行が
頻発し、その結果、年間を通しての1釣行あたりの平均釣果数も
FFを始めてから初めて前年を下回ってしまいました。

先行者の存在や、増水時に渓魚が川底に潜っていたり、
フライをしっかり咥えなかったりと言い訳ばかりしたいところですが、
実際は私の未熟さも否めません。例えば、釣れないとストーキン
グが甘くなり魚を散らす、やっと出てもバラす、バラすと釣りが
また雑になる…と、負のスパイラルに陥っていたのかもしれません。

そんな2014年シーズンのハイライトを今年もアワード形式で
振り返ってみましょう。
☆ ベストヤマメ賞

まずは、年間を通して、最も印象に残ったヤマメに送るこの賞。



・ 9月23日 ヤマメ21.5cm 掲載記事:『恋の色は別れのサイン?

記憶にも新しいですが、この朱色のヤマメはやはり特別です!
シーズン終盤に出逢えた秋ヤマメ。自然の神秘を心から感じた
一尾でした。

☆ ベストイワナ賞



こちらのイワナ、実は今年2度登場しました。
・ 4月27日 イワナ22cm 掲載記事:『春風にフライを乗せて
・ 5月17日 23cmに成長! 掲載記事:『小渓流調査釣行

出た場所はちょっと違いましたが、同じ流れで再会できました。
しかも、延長戦で立ち寄った小渓流での出来事…このイワナとの
2度目の出逢いは、高校時代通学中に、『あの娘、あの車輛に
またいないかな?』と、ドキドキした時のことをちょっと思い起させ
ました…(釣りはおじさんを少年に戻す?笑)

☆ ベストプロポーション賞

ベストヤマメが秋ヤマメなら、ベストプロポーション賞には、
こちらの春のピンクヤマメを選びました。



・ 4月12日 ヤマメ21cm 記事: 『活性、良いのか悪いのか?

定石通り、バブルレーンをロングドリフトさせると、流れの底から
湧き出てくれたヤマメです。サイズもプロポーションもこの渓に
しては申し分なく、ピンクの色がとっても綺麗でした。思えば、
この日は、今シーズン最初に「ツ抜け」ができて、最初の20㎝オー
バーのこのヤマメにも出逢えた春の日でした。

☆ ベストヒット賞

技術的に「上手く」釣り上げることができた魚に与えられる賞。
今年はこちらを選びました。



・ 9月13日 ヤマメ22.5cm 記事: 『苦手な堰堤を攻略する

苦手とする堰堤で、しゃがんでオフショルダーで、しかも私にとっては
結構な距離を、フォルスキャスト2回で、1発で岩裏にフライを
入れたという奇跡的なプレゼンテーション!

これって、ひょっとしてラッキー賞?(笑)

☆ ラッキー賞

通常ヤマメは2度は出ませんが、イワナ君なら出てくれる
ことがあります。でもこの場合は、ちょっと違ったような…



・ 4月5日 イワナ19cm 記事: 『やっと解禁気分

岩で囲まれたゆっくりした巻きのポイント。

こちら側の岩に上手くラインを乗せてさえしまえば、比較的
釣りやすいポイントです。ただ、逆に出て来る魚がはっきり
見えるので、ついつい力が入って…合わせ切れ!見えた魚は
頭が結構大きく、ずっしり感じたのでヤマメだったような?

しっかり鈎掛かりしてのバラシだったので、まさかとは思いつつ、
2回目に出てくれたのは、何とイワナでした!サイズも頭も1尾
目より小さくなって、明らかに違う魚…?

マジックショーのようなラッキーな一尾でした!

☆ シーズンMVF (Most Valuable Fish)

まあ、今シーズンはこの1尾でしょう!



・ 9月6日 ヤマメ25cm 掲載記事: 『ほろ苦いリベンジ

3週に渡って通い詰めた区間。この日も釣れなくても諦めず
ロッドを振り続け、木の枝が覆うポイントで片膝付いて難しい
サイドキャスト… おまけにヒット後のファイトもエキサイティン
グ~!

写真を撮りながら、このヤマメには、何度もありがとうと言って
いる自分がいました。


<更にアップでどうぞ!>

こういう出逢いがあるから、釣りはやめられませんね ♪

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ということで、賞の対象となる魚が、シーズン最初と最後に
偏った感もありますが、振り返ってみれば、今年もいっぱい
良い魚に遊んでもらっていたんですね。

渓と渓魚には感謝の気持ちを忘れずに、また、来年の出逢いを
夢見つつ、オフも色々楽しみたいと思います。

そうそう今シーズン、渓流デビューした新たな相棒がいました。



運転が楽しくて、ついつい釣りに行ってしまいます! (爆)
来シーズン開始までは、今度は管釣り巡りで、まだまだ走り
ますよ!

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