久々の中ノ沢毛ばり専用釣り場

jbopper

2025年04月28日 12:25

<2025.4.25 中ノ沢毛ばり専用区、晴れ/曇り 20~23℃、平水?11℃>



ゴールデンウイーク前に遠出も良いかなと思って、上野村漁協に
釣行前週(火曜日が休みなので水曜日)に25日の予約の電話を
入れたのですが、かけるのがちょっと遅かったようで、本谷毛ばり
専用区には空きがなく、中ノ沢の「BC区(※)」を勧められたので、
久々に行ってみようと即決しました。

※ 記録を見てみると、私が中ノ沢毛ばり専用区で釣るのは、2016年
 5月以来のようです。当初の7~8エリアから、現在は午後1時まで
 ひとりで釣れる区間が延長されて4エリア (A・BC・DE・FG 基本1日
 /4名)になっています。 また、ここ数年は、本谷に比べて放流は
 少ないようで、よりネイティブ重視の釣り場になっているようです。


過去記事を見てみると尺イワナが2尾も釣れたようですが、しばら
くご無沙汰していて、しかも⁡4月12日(土) にオープンしたばかりと
いうことで、はてさて、どうなることでしょう…?

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川の駅で受付を済ませてから、上流部の駐車場に移動。準備をし
てから、歩いてCエリアが始まる「5番」から入渓して、釣り開始は、
9時ちょっと過ぎになりました。

13時までは予約エリアのみでの釣りになるので、ドライフライで丁
寧に釣り上がることにしますが、しばらく反応がありません。

変化が訪れたのは、この場所です。



向かって左側の大岩の陰に魚を発見しました。何かにライズして
いるようです。えんじ色のSOSフライ、2~3投目でうまい具合に岩
からティペットがぶら下がりフライは水面をプカプカ流れ…、放置し
ていると食ってくれました!



場所的にはイワナかと思ったのですが、小さいですがネイティブ
感たっぷりのヤマメです。

この後、同じポイントの右側手前(ピンクの☆印)から、やや大き
めの魚が出ますがフッキングせず、ポイント奥の流れが複雑に集
まる場所では、小さいながらも何尾かの魚がフライを見に来ました。
フライをいろいろ試してみましたが、最初のヤマメ以外はフライを
咥えてはくれませんでした。

その後も渓魚が居そうなポイントをドライフライで攻め続けますが、
あまりにも反応がないので、沈める釣りを試すことにします。

すると…、



こんな何でもないチャラ瀬にテールレス・フェザントテールニンフを
転がすと、一投目でインジケーターに反応がありました!


<これも美しいヤマメです>

サイズはともかく魚はいるようですね。
ただ、ニンフでもなかなか後が続きません。

20分後には、枝に仕掛けごとを引っ掛けていまい、インジケーター
などは回収できたのですが、再度仕掛けを作る気になれず、魚が
インジケーターに出たりしていたこともあり、6.5Xのティペットを追
加してドライフライに戻すことにしました。フライは私的ド定番14番
のダークオリーブパラシュートです。

※ ドライにするか、ニンフにするか…、迷うところです。魚が沈んでいるよ
 うならニンフでチャンスが広がりますし、小さなポイントをピンポイントで
 攻めたいならドライの方が向いているでしょう。流れの上をナチュラルド
 リフトさせるならドライ、沈めてトレースするならニンフですよね。


いつものパラシュート、効きましたよ!



ここでは、まずピンクの☆の場所からチビヤマメが出た後に、黄色
い☆印の場所から、待望の…、



イワナ君が出てくれました(…チビですが…汗。)

今日は何とも微妙な魚の反応。オチビだから出るのか、大きいの
は警戒していて出ないのか?(それとも居ないのか?)この後、
チビヤマメを一尾追加しますが、巻きや還流帯の水面が静かなイ
ワナポイントでは何度も顔を見せるだけのイワナたちも居ました。

それでも、ある程度流れがあると、渓魚としても出るからには食う
可能性が高くなるようです。

11時半ごろ、Bエリアが終わるダムが見えてきたこんなポイント…、



やっと、まあまあサイズのイワナが出て来てくれました。



こちらもネイティブ感たっぷりですが、今日は大物たちは、お留守
なのですかね?

この後、ダム下までドライで釣り上がり、その後、12時半近くまで
再度沈めて釣ってから(この間釣果なし…)、駐車場に戻りお湯を
沸かして、お昼休みにしました。

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午後1時からはAエリアを釣り上がろうと思ったのですが、エリア開
始付近の駐車場下には午前中からの釣り人がまだいらしたので、
上流の支流との合流点付近から再入渓しました。既に釣られた後
なので、ここからは沈める釣りで通すことにしました。

すぐに結果が出て、ホッとします。



フライが水底に潜ることを意識して投げ入れると…、



まずまずのイワナが出てくれました!
この後、バラシの2連続がありましたが、こちらでは…、



底に潜んでいるかもしれない魚を意識して、流れと還流帯の間付
近をしつこくトレースし続けると、ポイントを通り過ぎようかというタイ
ミングで、やっとインジケーターが引き込まれました。



本日最大の8寸イワナです。(尺じゃないです…泣。)
14時前には、堰堤が見えてきました。



堰堤ではまず向かって右側の小さな泡だまりを攻めてみると、何度
か反応があったかのような気もしましたが、魚は付いていなかった
ので、今度は、左端を見ると、こちらにも小さな巻きがあり、枝がいっ
ぱい浮いています。



一番奥に開いた水面にフライとスイベルオモリを落として、枝がティ
ペットを干渉しているかもしれませんが、インジケーターは何とか見
える状態です。

しばらくすると、インジケーターに不穏な動きがあったと感じて、アワ
セを入れてみると魚がかかっています。

魚は暴れまわって少々手こずりますが、やっとネットインしたヤマメは、
スレ掛かりだったことが判明しました。



こちらも本日最大の8寸ヤマメです。(はい、尺じゃありません…。)

このヤマメが9尾目だったので、ツ抜けを目指して、駐車場下に戻る
と、17~18cmのヤマメが2尾追加できました。時間はまだ14時半で
したが、終了としました。



久々に行った中ノ沢毛ばり専用区は、今年もまだ放流されていない
状態かもしれませんが、今回の釣行では残念ながら尺は出ません
でした。以前は、浮いている魚たちも大物ばかりだったような気がし
ますが、今回は目視すらできませんでした。(密漁も心配ですね。)

一方、釣れた魚は、どれもネイティブ感たっぷりでとても美しい渓魚
たちでした。魚たちはとてもナーバスで苦戦を強いられましたが、
その分チャレンジを楽しむことができました。

本谷と比べてフライの違いも感じました。私の場合、本谷では大き
なアダムスなどアピール力重視で釣っていますが、中ノ沢は一般的
な渓流釣りのマッチザハッチと同じ感覚で、普段ホームリバーで使っ
ているフライの方が合っているようでした。

同じ高速ドライブと4000円を払って釣りをする場合(年券保持者は
割引あり)、本谷と中ノ沢のどちらを選ぶかと聞かれたら、私はやっ
ぱり本谷に分がある気がしました。本谷の方が普段の釣りと比べ
て別世界感があり、放流魚かもしれませんが、釣れる魚にも驚か
される確率が高い気がします。今回の釣行だけで見てしまうと、正
直、本谷のアベレージサイズは1ランク上になってしまうと思います。
サイズがすべてではないですが、あればあったで嬉しいものです。

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