パラシュートフライのヒント/裏技

jbopper

2024年08月17日 09:37

今週は、台風の影響もあるし、また、そもそもお盆の時期は釣りを
控えたい(※)と思っているので、釣りには行かずにフライを巻き足
しました。

※ この時期、渓流で何度か不思議な体験をしています…。例えば こちら


<12番フックに巻いたダークオリーブカラーのパラシュートフライ>

こちらのフライ、サイズは段々大きくなるのですが、シーズンを通して
使っています。3月には16~18番、メイフライの時期は14番、そして、
8月にもなると12番のこのフライがホームでは大きな戦力となります。


<タイイング後にドライディップに漬けた後の状態>

獣毛とシンセ材をブレンドしたダビング材のボディは、濡れると水生
昆虫のみならず、テレストリアル系昆虫のそれとも見て取れるからか
もしれません。ダークオリーブカラーは、ピーコックハールの色にも似
ていますね。

このフライ、過去にも記事にしているとは思いますが、タイイング時の
裏技がまだまだあるので、ご紹介しておきます。

まず、ポスト材の定番、エアロドライウィング(ADW)の保管方法です。



MARUTOさんのフライフックが入っていた丈夫なジップバッグがお薦
めですが、写真のようにADWの一端を出して保管しています。



これだと袋ごとタイイングも可能で、高価なADWの使用量を最小限に
抑えることができます。

こんな感じでADWポストは取り付けます。



ADWを斜めにカットする前後の写真に矢印がありますが、カットする
前にスレッドを一巻きポスト側に戻していることが判ります。これは、
ADWと一緒にスレッドまでカットしてしまう事を防ぐためです。(こうし
ておくと、もしカットしてしまっても、リカバリーが可能です。)ADWを
切った後は、スレッドを戻してからボディの整形を進めます。



今回は同じ12番でも、長めのファイバーのハックルを使っています。
(こちらは、濡れると透明感があるコックデレオンのケープです。)


<スパイダーと呼ばれるフライにも似ています>

これからシーズン終盤に向けて渓魚にとっても飽食の季節…、こち
らのフライの活躍を期待しています。

※ 7年前に撮ったタイイングビデオがありましたので、ご参考まで。




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