<製作>
使うのは、壊れたロッドのグリップ側の約30~40cm。それと
100円ショップで見つけた丈夫で太目の針金をビニール素材で
くるんだ小物掛けフック。そして、そのフックを通すことができる
ロッドの欠片。(その他、木製リングとクリップまたは洗濯ばさみ)
S字のフックを延ばして写真のような形に変形させます。
(この後、形の調整をしました。最終形は↓を参照してください。)
ちょうど、このフック軸を覆えるように同じロッドの一部を用意
します。このロッドパーツは、軸のすべりを良くするために覆う
だけでくるくる回る必要はありません。(ロッドのカットは金ノコを
使用し、サンドペーパーで切り口を処理しました。)
テープでフック側の太さを調整して、エポキシ接着剤を付けて
ロッドに差し込み、固定します。このとき、私はリールを右手で
巻くので軸の開口部も使用時に右側になるように固定しています。
色々と調整してフック軸の形は上の写真のようになりました。
また、更に木製のリングを軸の曲がり角に置くようにしました。
(こちらは、下の写真を参照のこと。)このリングのおかげで
巻いてる時に糸巻きが軸の左側に接触しないようになりました。
リングの後にロッドパーツを軸に通して本体の出来上がりです。
<使い方:リールからラインを巻き取る>
上の写真にあるように、ラインパッケージの糸巻きと洗濯ばさみの
ようなもの(上の写真では、何かのストラップに付いていたプラス
ティック製のクリップ)を用意しておきます。そして、通常通り、
リールをリールシートにセットします。
そして(写真左から)、1.糸巻きを軸の奥まで入れる、2.ラインを
向こう側から渡してライン・ループを軸に通す、3.クリップを糸巻きの
そばに装着にします。
※私はフライラインとリーダーをループ・トゥー・ループで
付けるので(2)ができます。ループがない方は、仮に
ループを作る必要があるかもしれません。(ループを軸に
掛けることでラインが最初からスムーズに巻き込めます。)
この段階で、こんな感じになります。
巻き取るときは、下の写真のように左手で糸巻きのすぐ下で
ラインが糸巻きからずれないように支えてあげて、右手で糸巻きを
上から下になめるように回してあげます。
※写真を撮るために右手はお見せできませんでした。左手で
ライン位置を固定しながら、「上から下になめるように」手動で
巻きます。
リズムがつかめるとまあ何とかなります。
この時、ラインテンションをコントロールできるリールの場合は、
テンションを一番弱くしたほうが良いでしょう。また、左手でライン
ドレッシングを付けた布とかを持って、ラインを巻き取れば、
ラインのクリーニングが同時にできます。
<使い方:新しいラインをリールに巻き込む>
写真は撮りませんでしたが、上の反対方向にラインが進むだけ
です。こちらは、すごく快適に巻けます。また、バッキングラインも
対応できて非常に便利です。
<結論>
このツール、リサイクルにもなっていますし、ライン交換の度に
思い出のロッドに触れるのもなかなか良いものです。
また、このツールは新しいラインをリールに取り付けるときは
完璧に近い出来です。ただ、逆に、リールに巻いてあるラインを
巻き取るときはちょっと難がありますね。何らかの形で巻き取り
工程を補助する機構が追加できるともっといいかもしれません。
以上!
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