鹿留でフックリリーサーのテスト使用

jbopper

2024年10月13日 17:02

<2024.10.11 FISH ON!鹿留、晴れ 17~22℃、渓流域増水気味>



渓流エリアもある管釣りに行きたいということで、FISH ON!鹿留に
行ってきましたが、その中で、ひとつマスターしたかったのが、この
フックリリーサーの使い方でした。


<Stonfo TubeTech フックリリーサー、スタンダードサイズ>

イタリアのフライグッズメーカー、StonfoのTubeTech フックリリーサー
(原文はディスゴージャー、吐き出し具)です。いつ買ったのかも覚えて
いませんが、愛用の自作リリーサーがどこにも見当たらなかったので、
先週も使ってみたのですが、なかなか上手く使いこなせませんでした。



構造的には、ラインを溝に入れて、フライまでリリーサーを導き、
リリーサーをツイストしながら、先端にある3つの溝のどれかを
利用してフライを外すというもののようです。



鹿留では、いつものように最初にネイティブエリアに行ってみました。

最初の写真は、ドライで釣れたニジマスをリリースしようとした模様で
すが、この後、結び目付近が切れてフライロストしてしまいました。
ティペットを張って魚を宙づりにした状態で使うのは、構造上無理が
あるのかもしれません。

朝はネイティブエリアで粘ったのですが、沈める釣りに変更しても10
時半過ぎまでに1尾追加できただけだったので、駐車した渓流エリア
の最上流部に移動してルースニングの釣りをしました。



逆光で水中が見えない中、上流部とは打って変わって、次々とニジマ
スが釣れました。



釣果が上がる中、ネットに入れた魚はリリーサーで外すようにしました
が、上手く行ったり、行かなかったり…。ゴリゴリツイストして上手く行
くこともありましたが、すんなり外せるという感覚は中々掴めません。

立ち位置を変えて、同じポイントの上流側を釣ると…、



引き続きルースニングで良く釣れます。
そして、本日14尾目は…、



錆の入った秋ヤマメでした!(即リリースしました。)

この場所で11時半まで釣って、クルマに戻って、おにぎりとカップ麺の
お昼にしました。
午後は、鹿留湖で釣ります。



※ この日の鹿留湖では、3番と5番のシングルハンドロッドを使用しました。過去に
 スイッチロッドを使ったこともありましたが、ロッドの長さは12フィート以下でレギュ
 レーション内ですが、「ダブルハンドスペイキャストは禁止」とあったので、誤解を
 避けるために今回は控えました。(因みにパインレークは問題ありません。)


テニスコート裏、ロールキャスト主体の釣りですが、こちらでも赤のテー
ルレスフェザントテールニンフ(#14)に好反応です。


<確実に魚の質は渓流エリアが上のようですね…>

次々と塩焼きサイズが釣れました。

上の写真の釣り座では、魚がネットインした後、ネットの柄を膝で抑え
てネット上に水面が残るようにして魚を置いて、リリーサーを使ってみま
した。

結果的には、14時半までの2時間半の間に 45尾のニジマスが釣れた
のですが、ほとんどの魚でリリーサーを試してみました。(オートリリー
スやスレ掛かりは除きます。)

結果は、やはり上手く行ったり行かなかったりという感じです。イライラし
てリリーサーを諦めて手でフックを外すこともあれば、逆にこれは無理か
なと思った飲み込んだフライがすんなり外れたこともありました。ただ、
すんなりフックが外れることの方が稀で、釣れた後、またリリーサーと格
闘するのか…というのがストレスに感じられました。

(少なくとも私が使った感覚では)このリリーサーは力を入れて押したり
引っ張ればいいというものではなく、かと言ってあてがってスッと外せる
というものでもないようです。リリーサーをティペットでフックまで誘導させ、
先の溝にフックがはまるようにこじり、そのままでは外れないことがほと
んどなので、リリーサーの先を更に動かす必要があります。それを動く
魚を相手にやるので、成功率が低くなるのだと思います。


<鹿留湖の奥の森側から>

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管釣り用に良いかと思った Stonfo TubeTechフックリリーサーが私に
はあまり向いていないことが判ったので、翌日、自作でリリーサーを再
度作りました。(過去にも紹介済みなので、簡単に説明します。)


<チョップスティックリリーサーです(笑)>

使わなくなった硬い木材でできた「お箸」を使います。



適当な位置で箸をカットしてから、錐で先端に深さ8~10mmほどの穴
を開けて、更に安全ピンのとがった先でグリグリやって深くします。そし
て、紙やすりで穴の周りをなだらかにします。



更に使うのは、布団カバーを止めるような大型の安全ピンとぶら下げ
用に使う金具です。(持ち手側の先端にも錐で穴開けしました。)安全
ピンはペンチで曲げて写真のような形にします。(一緒に見えているの
は小型の過去作です。)



安全ピンをカットして、お箸にもう一度グリグリ挿し込んでしっかりはま
ることを確かめたら、穴開け時に出た木屑を混ぜた2液エポキシ接着
剤で固定します。完全硬化したら、金具を付けて、安全ピンのカット面
も綺麗にヤスリで均したら、完成です。

私にとっては使い慣れたこちらのリリーサーは、ティペットをガイドに
フックゲイプに輪っかをはめて、1)そのまま押し続けるか、2)ティペッ
トとは反対方向にリリーサーを引っ張るようにすれば、フックは外れま
す。小型魚なら、リリーサーから魚をぶら下げるようにしてフックを外す
ことも可能です。

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