渓流釣りでは身体に繋げていない物はいつか必ず落とします。
フライボックスやスマホのような大きなものなら、落としてもすぐ
気が付いて無くすことは稀でしょうが、ちょっとした小物アイテ
ムは知らないうちに落としてなくしてしまうことは、良くあること
でしょう。先日、長年愛用していた「GINK」も落として無くして
しまいました。(養沢とかの受付には落とし物がいっぱいです。)
ただ、GINKを始め多くのフライ用アイテムは、容器がプラ製で
ぶら下げられるようには作られていません。
そこで今回、こんな事をしてみました。
こちらは、実際に釣行で携帯する予定はありませんが、プラボト
ルなどを、ぶら下げる方法を探った結果を撮影用に再施工した
「例」になります。(私の場合、パウダー系フロータントは既に別
の吊り下げられる容器に入れて使っています。)
用意したのはバッキングラインで、このボトルの場合 25~30cm
ほどを使います。
ボトルの蓋を少しだけ緩めて、バッキングラインを括ってから、ユニ
ノットで締め上げます。この時のポイントは、通常のユニノットでは
絞め込まれる側のラインをできるだけ短くしておくものなのですが、
この場合は、充分な長さを確保して、締め上げる側よりも長くして
おきます。(写真の下側のラインです。)
ちなみに過去に紹介したユニノットの結び方はこちらです。
ビデオではほんの少しだけ残しておいたラインの端っこを今回は
長く出すようにします。
ノットをギュッと絞め込むと、こんな感じになります。
後は…、
2本の長さを揃えて切って、途中に結び目を入れて、
更に先端をもう一度結んで、ギリギリでカットすれば、最初の写真
のようになります。(結び目には瞬間接着剤を付けても良いでしょ
う。)
ただし、今回やりたかったのは、パウダー系のフロータントボトル
ではなく、いくつか所持しているジェル/液体系のフロータント達
をまとめて吊るす方法です。
そこで、それぞれにバッキングラインのループを作った後、こんな
風にまとめてみました。
使ったのは、バリバスのティペットスプールで使われているティ
ペット固定用の太い輪ゴム(オレンジ)と、百均で見つけた髪を
まとめるための短い輪ゴムです。
画像のようにループを使ってつなぎ合わせています。
そして、両端に安全ピンを使って、ベストの前面ポケット内に固
定しました。
これなら、4つの容器の間隔が固定されていて、収まりも良いで
すし、ゴムが2重に伸びるので、自由に出し入れできて落とすこ
ともないでしょう。先日の養沢釣行でも試してみましたが、使い
勝手はとても良好でした。