本谷:大物2目を狙う

jbopper

2012年08月14日 18:00

<8月13日 天気:晴のち曇のち雨、気温:23度、水温:16.5度、水量:平水>


<本谷のハイパーヤマメ>

お盆休み釣行第2弾、「本谷毛ばり釣り専用区」に行ってきました。
朝の高速は若干の混み具合でしたが、2時間ちょいで到着。(帰りは大変、3.5時間!)



本谷へは、ここ数年毎年2回ほど通っています。ホームリバーとは全く違い、水量が
絶対的に多いので、最初は大変苦戦しましたが、徐々に釣果も上昇傾向。夏のこの
時期も毎年訪れていて、私は、その都度テーマや目標を事前に立てるようにしています。

そして、今回の目標は、ずばり「ヤマメとイワナ2目の尺狙い!」。

難易度高いけど、この釣り場では、不可能ではないはず。さあ、どうだったでしょう?
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早めに受付を済ませていただき、8時半には第4区間に入渓です!(やる気満々な私。)
入渓早々、24cmのヤマメ。



…流れにもまれたアダムスを引っ張ったら、くっ付いて来たんですけどね。(苦笑)
これで、去年に引き続き、この時期は大きなアダムス(#10、#12)が効くのが判りました。

次は、5月に尺を釣ったこの場所。期待は高まります!



13時までは、自分の区間だけの釣りになりますので、時間はたっぷりあります。
本谷の広い川幅の流れは片側からだけ攻めるのではなく、時には下流に戻ってでも、
安全な場所から反対側に渡って攻めたほうが有効なことがあります。

このポイントを下流から見ていたら、ゆっくり泳ぐなかなかサイズの魚影を発見…
アダムスをポトリ…



27cmのヤマメでした。なかなかの引きでしたよ。

釣り進むと、チビヤマメ&チビイワナも出てきてくれました。(といっても20cm弱。)
そして、こちらの流れの沈み石の前のライズも見逃しませんでした。



君だったのですね。



でも、サイズが伸びないんですよね…たまに良型がフライを見に来ますが、Uターン。
そうこうしている内に、12時半過ぎ、区間の終わりのそば。すると…



何と、急に川に濁りが出てきました!
上流のダムで普段以上の放水でも始めたのでしょうか?

オニギリを食べながら、シンキングタイム…
こんな濁りでは、神流川の他の釣り場へ行ったほうが良いかもしれません。

ただ、この濁りでも、すぐ足元を流れた大きドライフライに良いサイズの魚の反応が
ありました!濁りで魚にも、こちらが気付かれにくいので、接近戦も可能なのですね。

その証拠に、13時になり砂防堰提の細かな流れを丁寧に流すと、結構反応がありました。
堰提では、3尾出て1尾だけ。25cm程度のヤマメをキャッチ。残念なのは、良いサイズの
ヤマメをやり取りの最中に岩の陰に引っ掛けてしまい、フックアウト…

そうこうしている内に濁りが徐々に納まっていきます。
このまま、第3区から上流を釣りあがることにしました。
ここでは、通常右岸から攻めると思いますが、敢えて左岸側から攻めてみました。
左岸の端っこに、こんな小さな流れがあると、ついつい攻めてしまいます。



バシャッと出ました。



やはり、大物のポイントではありませんね。(汗)
さて、この後も魚の反応はあるものの、ちゃんとフライを咥えてくれません…
(ナチュラル・ドリフトできてないのかなぁ…)

さて、こんなポイント、知ってますか?



大岩が重なっていて岩の間の向こうには激しい流れがあります。こちら側はゆったりと
していて、手前は流れがほとんどない水溜りに繋がっています。重要なのは、岩の手前の
静かな深い場所ですよね。

岩の隙間の緩流帯にフワッとフライを落とすと、深みから大きな影が…



出た~!



…が、残念、28cm…
でも、良いイワナ!うっとりです。


<今日は、本谷の激しい流れで大物に対応するために長めの4番ロッドです。>

さて、時間は3時半を回りました。あと1時間ほどで終了予定。(釣り場は5時までです。)
最後の望みは、ダムそばの最上流部。連続する岩場の間の激しい流れには、意外な
大物が潜みます。

ポイントに着くと、雨も降り出しました。

激しい流れの向こう側の比較的緩いもうひとつの流れ。フライを上手く流すと流れが
岩にぶつかる手前、バブルが貯まった場所で、良いサイズの黒い魚(イワナ?)が
出ました!

…が、手前の激しい流れを挟んでいるので、こちら側に導く途中で岩の下に潜り込ま
れて、ティペットを切られてしまいました。

更に上流の激しいガンガン流れに#12アダムスをナチュラルに流すと、ガバッと、大き
なヤマメがフライをひったくります!

ところが、このヤマメ、一挙に川底に潜り込み、こちらも底岩の間にティペットが絡まって
ラインカット…

 一挙に脱力感。

ひょっとしたら尺(?)を2本連続して、バラシタかも…
しかも、その度にフライも持ってかれたので、ダブルでショック!
堰提での1尾も含めてこの日3尾目…魚とのやり取りは今後の課題ですね。

さて、残り20分。ついにここまで来ちゃいました。



ここでも、実は小さな流れの筋をしつこく攻めると魚は結構出るはずです。
ほら、出た!



こちらはレギュラーサイズで取り込み簡単。今日、5尾目のイワナです。
時間がないので、即リリースします。

この後、速い流れがぶつかる小岩の手前で、三角の大きな頭が突然フライを食べ
ようとしました!フライは、口に当たることなく、横に流れてしまいました。

同じ箇所を何度も流しますが、もう出ません。
その左右の筋をしつこく攻めると、ついに…



今日最高のヤマメ!!!



美しい!

でも、なでても引っ張っても、29cmしかありませんでした。(汗)

ということで、ここで終了!

今日の釣果は、ヤマメ5尾(最高29cm)、イワナ5尾(最高28cm)。

残念ながら、目標達成とはなりませんでしたが、パワフルな本谷の渓魚たちに
いっぱい遊んでもらえました。課題も見えたので、次回に繋げたいと思います!

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