秋川移住物語(3):物件探し

jbopper

2011年09月14日 18:45

この地へ移住してきたいきさつを語る連載の第3部。「よりよい住環境」を求めてjbopperファミリーは住み替えローンの仕組みを使って移住を決意。不動産屋さんの営業マンHさんと、物件巡りが始まります。


新旧両物件の同時売買を目指すjbopperファミリー。大手不動産会社の営業マンHさんは、毎週売り出しに関してレポートしてくれます。ただし、なかなか買い手はつきません...中古物件市場でも厳しい時期だったのかもしれません。

一方、Hさんは、事前にこちらが選定した路線や駅・地域をベースに購入価格帯を含めた条件にあった物件情報を、毎週ファックスで送ってくれます。

それをこちらでチェックして、良さげな物件を選定し(必要な場合はHさんに事前にアポを取ってもらい)、週末になると、Hさんの運転で妻と子供たちを連れて、物件巡りです。


選んだ地域のいくつかです...

 1)総武本線四街道・佐倉方面
 2)小田急線伊勢原・秦野方面
 3)青梅線・五日市線方面

ギリギリ私が通勤可能な範囲で、首都圏のはずれを選びました(笑)。地域によっては何度かに分けて、物件巡りをしました。子供もいっしょだったので、1日に回れる件数はせいぜい3軒程度。ただ、このプロセスで、だんだんどんな新居が良いのかが見えてきました。そのフィードバックをHさんに返すことで、提供してもらえる物件の条件も絞り込まれていきました。

場所によっては新築も守備範囲でしたが、中古物件もよく見ました。行けば必ず近所の様子とか、どんな自然に囲まれているかなど見るようにしていました。

また、時には家主さんがいて、話し込んだりもしました。そもそも田舎系のエリアに行ったので、そこに住む方たちもおおらかで優しい方たちが多かったように覚えています。ご近所の様子とか、色々伺うこともできました。

そして、運命の日がやってきました…

今の我が家を訪れた時です。

家はそんなに大きくはありませんが、我々の家族構成では十分。家主さんは水周り関連の工事事業をされている方で、息子さんの結婚を機に2世帯住宅に移住を計画されているのだそうです。築9年ほどでしたが、綺麗に住まれていて、水周りは全て最近数年以内に最新のものに自ら入れ替えられたそうです。お風呂(ジェットバスと乾燥機能付き)も洗面台もシステムキッチンもすべて新品同様でした。

そして、 家のすぐそばには畑があり、向かいには緑の公園もありました。
子供たちを公園で遊ばせておき、妻と二人で近所を探索します。

すると数分も歩かないうちに、秋川の下流域がずっと見渡せる場所に出ました!
川の対岸に広がる畑...そして、そのはるか向こうにはうっすらと山並みまで見えました。

その時、じっと景色を見ていたうちの奥さまが、私の方を振り返って、小さく頷きました。

To be continued...


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