ティペット強度を比較検証

jbopper

2022年01月19日 22:04

私が長年愛用している「信頼」のティペットはこちら…



VARIVAS スーパーティペット・マスタースペックです。

釣りタックルにおいて、魚に近ければ近いほどそのパーツの
重要度は高いと言えるかもしれません。フライとフライラインの
間にあるリーダー/ティペットは、「やっちまった!」のまさに
境界線にあると言っても過言ではなく、その性能は時に自分
の足りないスキルをカバーしてくれるかもしれません。

ただ、こちらのティペット、つい最近バージョン「II」が新発売さ
れるまで、結構長い期間、どのショップでも欠品していました。

ベスト内の予備スプールに加えて、自宅の釣り具ボックスにも、
常に番手毎に1,2個在庫を確保しておいたのですが、渓流で
一番使う6Xは渓流シーズン中についに欠品してしまいました。
幸い、今は管釣りシーズンですし、もっと安い渓流釣り用のテ
グス(0.6号)も試しているのですが(上の写真でも端に写って
います)、「II」への移行を見据えつつ、シーズン前に色々選択
肢を探るのも良いだろうと、海外から格安ティペットを購入して
みました。



「Made in China 」4個でティペットホルダーも付いて1,181円。
国産フライ用ティペットの1/4以下の価格で、渓流釣り用テグス
よりもずっと安い…。価格的にはたいへん魅力的です。でも、
これって本当に大丈夫なのでしょうか?(米国大手メーカーの
多くも日本製ティペットをOEMしていると聞きます。)

このメーカー、結構長い間、海外オークションサイトでも見慣れ
ていて、フライ用品はロッド、リール、ライン等々、ラインナップを
すべて格安で揃えています。しっかりパッケージングもされてい
て、最近では国内ネット通販でも取り扱いがあるようで、それな
りにユーザーの評価もあるようです。

ここでも、大陸パワーで価格破壊?その実力・品質はどうでしょ
う?ポンド表記までしているのですが、釣果にかかわる問題で
すので鵜吞みにしたくはありません。そこで今回、その強度を
ざっくり比較・検証してみました。

※ もちろん、ティペットの性能は引っ張り強度だけではなく、
  擦れに対しての強さや、ノットの結束力、しなやかさ、浮力、
  耐久性など他にも要素はあると思います。今回はひとつの
  目安として 2つのティペットを繋いで引っ張って比較をして
  みました。



マスタースペックティペットが在庫切れのため、フジノのウルト
ラティペットの同じ番手を使います。このティペットは自宅で
釣りの準備をする時に使っている現役のものですが、新品で
はないので、そこはちょっと不利かもしれません。ただ、多くの
ショップも勧める最高品質のティペットですから、比較対象とし
ては申し分ないと思います。
それぞれのティペットを15cm位カットして、ループトゥーループ
でつないで、端を揃えてそれぞれフォーセップで固定します。



適度にテンションを与えながら、2つのフォーセップをグリグリ
外向きに同時に回して、フォーセップにしっかり巻きつけて固
定してから、今度は、両側に真っすぐ徐々に力を入れてどち
らかが切れるまで引っ張ってみます。



写真のようにループトゥーループの接続部ではなく、フォーセッ
プ近辺で撚れて切れた場合はカウントしないことにしました。
(ちなみに6回やって、それぞれのティペットで1回ずつこの結
果がありました。)

さて、カウントされた4回の強度テストの結果です…。


<左上の写真、光って太く見えますが太さの差はありません>

な、なんと、3勝1敗で、MAXCATCHのPHANTOM ティペットの
勝利です!

折角なので、MAXIMAのカメレオンティペットでも、2回やってみ
ましたが、こちらは、ポンド表記通りで、やはりPHANTOM の
方が2回とも強かったです。



フジノのウルトラティペットにはポンド表記がないのですが、そ
の上を行くなら、充分使えそうですね。ちなみにVARIVASのマ
スタースペックティペット(廃盤モデル)は6Xで3.5ポンドとあり
ますので、そちらの方がPHANTOMよりは強いことになります。
とは言え、2.65ポンドは約1.2kg。トラウトなら40cmオーバー
でも充分支えられる強度となります。

ただ、実際に使ってみて魚を相手にしてみないとこれ以上の
事は何も言えないので、次のステップとしては、管釣りで、使
用上の制限はないのか、どこまで耐えられるのか等、試して
みたいと考えています。

「信頼」のブランドからの移行は、結構ハードルが高いことで
すが、値段を考えると、非常に魅力的であることも確かです。

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