そろそろイワナ?

jbopper

2019年03月30日 20:51

<2019.3.29 某渓流、晴・曇 2~8℃、やや渇水 5℃>

金曜日、お休みをいただいて、イワナの渓へ。
朝7時半、高い標高の空気は透き通ったように
凛としていて、流れを覆う枝には、氷も残ります。



当然、虫など飛んでるはずもなく、
水面に浮かぶフライも空しく流れるだけ…。

イワナ達はきっと水底でじっとしているんでしょう。

しかも、流れには枯れ枝がたっぷり溜まっていて、
フライを引っ掛けてばかり…
フライ回収で釣りどころではありません…(汗)。

それでも、諦めないでいると、1時間後…



岩裏の水面に♯16パラシュートフライを、
ずっ~と浮かべていると、底から浮上してきたのは…



小さいけれど、今年初めてのイワナ君!
手を流れに入れた途端、水の冷たさに声が出ました。
その後、また沈黙と引っ掛けの時間が戻り、
なぜか、また1時間後、流れ込みそばでフライを
見失い、合わせを入れると、良い手応え!

枝じゃないよね?



細身だけど、7寸越えでサイズアップです!

その次の1尾も、なぜかちょうど1時間後。
最初と同じようなポイントでした。



その30分後、また沈黙に逆戻りかな?と思いか
けた頃、比較的開けて変化のある絶好のポイン
トに来ます。

姿勢を低くして、流れの下流部から攻めます。
でも、早速フライを流れの途中に突き出た枝に
引っ掛けてしまいます…(汗)。

ポイントを荒らしてしまう前に、敢えて、ティペットを
切ることにします。(フライは後ほど回収します。)
落ち着いて、ティペットとフライを結び直します。
もう下流ではなく、一番出そうな奥を狙いましょう。



まずは、距離を測るために、流れのど真ん中に
フライを流すと…、フッとフライが消えます!

おぉ、グイグイ、良い引き!



な、なんと、7寸越えのアマゴです。

写真撮影を終えて、ふと見ると、生簀用に動かした
石があった場所にカエル君が居ました。



まだまだ、冬ごもりしていたのでしょうね。
そおっと、石を戻してあげました。

その後、お昼を挟んで、1時間ルールどころか、
ずっ~と反応もなく、相変わらず枝ばかり釣れて
13時半頃、瀬から走る魚を見て、やっと安心する
自分がいました。

14時前、また、絶好のポイントです。

向かって右側の岩際からチビイワナ君が出てくれ
ました。



左側の還流帯も攻めますが、また、枝に引っ掛けて、
今度は回収に行くと、良いサイズのイワナが走ります。

久々の源流釣りで、足腰もズタズタ。引き返すことを
考えるとあと30分くらいでしょうかね?

14時15分、次の大場所で唖然とします。



なんと、枝がしっかりとポイントをガードしています。
ダメでしょうこれ…、どうしましょう?

枝の影響がない、左側の広い還流帯にフライを
落として、ゆっくりな反転流に乗せて、グル~っと
フライを岩際まで流し込みます。

出ません。

…が、フライをピックアップすると、見事に手前に
集積した枝に引っ掛けてしまいました(泣)。

引っかかったフライは見えてます。

 ロッドを置いて、ほふく前進…、
 這ってフライ回収です(苦笑)。

大丈夫かな?

今度は、思い切って、枝の上からフライを流れ込み
左側の岩際に落とします。一発勝負かと思いましたが
2回目のキャストもできました。

フライは岩陰から流れに乗り、白泡の横をトレースした
その時…、

 『バシャ!』

派手な飛沫が上がります!

すぐに立ち上がって、枝を抑えて、ファイトです。
ロッドから伝わる躍動感がたまりません。

ネットに収まったのは…



8寸までは届きませんでしたが、今日一番のイワナ。
ここまで来た甲斐がありました。

今回は、このイワナに逢いに来たのでしょう。
その後は反応がなく、14時半、終了。

ロッドを畳んでベストの後ろに携えて、下山です。

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まだ春とは言えない高地のイワナ達の不可測さ、
自分の釣りの未熟さと、弱くなった足腰の辛さ…
そんなことを思い知らされた今回の釣行でした。

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