RX100用偏光フィルター

jbopper

2012年11月07日 19:01


<これはフィルター効いてるかな…?(笑)>

デジイチにも迫る写真が撮れる(?)というコンパクトデジタルカメラ「Cyber-shot
DSC-RX100」。今年7月から、このカメラでこのブログ用の写真を撮っていて、
個人的には、自分の腕のなさに悩みつつも、概ね満足しています。

このカメラ、渓流フライフィッシャーとしては、防水でないのが最大の弱点では
ありますが、その他にもあったら良いなという機能がないわけではありません。

そのひとつに、カメラにレンズフィルターを付けられないというものがあります。

カメラのフィルターには、単にレンズを守る目的のものから、偏光(PL)フィルターや
減光(ND)フィルターなどがありますが、特にアウトドアの水回りではPLフィルターが
水面の反射を抑えたり、空の青や草木の緑などを鮮やかに写すために有効だと
言われます。(釣りをやる人なら、偏光サングラスの威力はご存知ですね。)

最近の一部の高級コンデジには一眼レフと同様に、レンズに溝が切ってあって、
フィルターを取り付けられるものもありますが、残念ながらRX100のレンズには
溝がないので通常のやり方では、フィルターは付けられません。

ところがどっこい、こうしたニッチなマーケットにアイディア商品を出す会社が
広い世界にはあるものですね。

米国Carry Speed社のMagFilterという製品です。
(Made in JapanのマルチコートCPLフィルターということです。)


<Carry Speed社、MagFilter CPL Filter 42MM>
写真上の丸くて白いのは、付属の金属製リング(2個付いてました)。
両面テープを保護している白い紙をはがして、このリングをカメラのレンズ前面の
枠に貼り付けます。フィルターのレンズ側には金属リングにぴったり納まるように
マグネットが仕込まれていて、カメラのレンズの上にフィルターをしっかり取り
付けることができるようになっています。


<こちらはスマホで撮った写真ですが、いずれもMagFilterを装着してます。>

多くのデジカメでは、オートフォーカス機構などに既に偏光機能を使っているの
だそうで、干渉を防ぐためにCircular-Polarizing(CPL/円偏光)フィルターと
いう偏光フィルターを使う必要があるようです。いずれにせよ、PLフィルターは、
回転してその効果を調整するのですが、MagFilterの場合、リングとマグネットで
レンズに装着しているので、そのまま金属リングに沿ってフィルター自体を
回転させることができます。

早速、先日の「すそパ」のクリアポンドで、その性能を試してみました!

装着用マグネットは強力なので、利用中にフィルターが落ちることはありませんが、
金属リング上でスムーズに回すことができます。

※ フィルターをずっと付けたままにしておいても、簡単には落ちないとは思いますが、
 精密電子機器のすぐそばに強力磁石があるのはちょっと心配なので、移動中は
 取り外しておいた方が無難かもしれません。

こちらが、フィルターが効いていない写真。



フィルターを回転すると、偏光サングラスみたいに水面の反射が除去されて
魚が現れました。


<水面に映っていたロッドの影もなくなっているのが、判りますね!>

ただ、RX100の場合、ビューファインダーがないので、液晶で効果を確認する
必要があります。PLフィルターは、明るい場所で利用することが多いので、
しっかり偏光機能が効くポジションを液晶で確認するのは結構大変です。

※ もうひとつの確認方法は、フィルターを回しながら、シャッタースピードや
 絞り値の変化を液晶上で確認する方法です。フィルターが効くと光量が減る
 ので、撮影モードにも寄りますが、シャッタースピードが遅くなるか、絞り値が
 下がる(より開放する)かするはずです。

空の青がくっきり写るかどうかも撮ってみましたが、ちゃんと偏光フィルターが
働いたか、ちょっと自信がありません。(汗)



もう少し、使い方の練習をする必要があるかもしれませんね。(笑)

###

※ 以下MagFilterを購入したい方のための情報ですが、海外からの購入に
 なりますので、あくまで、ご自身のリスクでお願いします。また、質問などは
 コメント欄でお願いします。メッセージでいただいても返信しない場合が多い
 です。なお、同社サイトには、日本のディストリビューター名も記載されて
 いるので、ひょっとして国内で販売される日が来るのかもしれません。

Carry Speed社のWebサイト(carryspeed.com)では、MagFilterの購入が
海外からでも可能です。ただし、購入時の支払方法として、セキュリティが
高いとされるPayPalのパーソナルアカウントを使うことをお勧めします。メーカー
サイトで在庫を確認した上で、事前に、PayPalサイト(https://www.paypal.jp/)で
アカウントを作成して、クレジットカードを登録しておけば、購入の流れがスムー
ズになります。(送付先もPayPalで登録したクレジットカードの所有者住所に
なるので、Carry Speed社サイトで個人情報を入力する必要がありません。)

RX100の場合は42㎜のものを選択するようにしましょう。この記事を書く時点
では、特価ということで、29.99ドル(定価49.99ドル)になっています。私が
購入した時の送料は10ドルでしたので、トータルで39.99ドル(その時の為替で
3,290円)でした。意外に早く、購入後1週間ぐらいで自宅に到着しました。






あなたにおススメの記事
関連記事