リアル系フライタイイングの達人オリバー・エドワーズさんの
カディス・ラーバにインスピレーションを受けて作ったフライです。
試行錯誤の上、これ4つ目です。
色は、日本の渓流に良く見られるヒゲナガカワトビケラの
幼虫を意識してみました。
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<リアル系カディス・ラーバ>
・ フック: Maruto c46FWBL #10-12
・ スレッド:ブラック
・ テイル:マラブー(黒)の根元の羽数本
・ ボディー:薄い梱包材を短冊状に切って使用(下写真左)
※携帯ゲーム機の梱包に使われていたものを使用
・ ウェイト:フラットなウェイトを短冊状に切って使用(同中)
※ウィスキーボトルの栓を覆っていた鉛を使用
・ レッグ:
雉の羽のファイバーをむしって使用(同右)
さて、まずはアイ先端を少し残して下巻きします。
短冊状に切った鉛の端を斜めに切って、フックのゲイプ側から
らせん状に巻いて真ん中がボテッとしたかんじにします。
ウェイトが覆いかぶさって前後に綺麗なテーパーになるように
スレッドを前まで巻いて、ゲイプ側まで戻します。
マラブーの根元の細かい羽を何枚かちぎって、フックの下側から
取り付けます。後でこの羽はボディの下側に編みこんでいきます。
今度は短冊状に切った梱包材を使います。端っこはやはり
斜めに切ってから取り付け、ハックルプライヤーを使って
体節ができるように間隔を空けて巻いていきます。
巻いた梱包材の節目にそってスレッドを前に巻いていきます。
この時マラブーの羽をボディの下側に巻き込んでいきます。
アイ側まで行ったら梱包材とマラブーをカットして、スレッドは
ちょっと後ろに戻します。
むしった雉(フェザント)のファイバーを2本ボディの下側に
取り付けます。
もう2本、最初のファイバーの前に取り付けます。
最初のファイバーの残りはちょっと残してカット。
後から付けたファイバーは要らない部分を根元からカット。
(これで一応、6本の足になりました。むしったファイバー
ほんとに虫っぽいでしょ?!)
スレッドで胸から頭にかけて形を整えてウィップフィニッシュ。
これで本体としては完成です。
ボディを茶色と黒の油性マジックで色付けします。
最後にクリアネイルポリッシュをたっぷり塗って、でき上がり!
#12フックだとちょっと小さいけど、体節のムチムチ感たっぷり。
こりゃ試さなきゃ、ということで、午後だけでしたが、奥多摩フィッ
シングセンターで試してきました。
インジケータを付けてフライ先行で流してやると面白いように
釣れました。難を言えば、何尾も掛かるとコーティングが剥がれて
しまいました。コーティングは2度塗りにしたほうが良いかも
しれません。
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