The Hopper Juan (ザ・ホッパー・ホワン)
<ザ・ホッパー・ホワン(The Hopper Juan)>
こちら、米国のフライショップで入手していたフォーム材。
ラバーレッグもあったので、季節外れではありますが、ホッパー(バッタ)
フライを作ろうと色々検索…カッコいいのを見つけました!
ホワン・ラミレス(Juan Ramirez)氏作の「ザ・ホッパー・ホワン
(The Hopper Juan)」。
※ The Hopper Juan サイト(英語)は
こちら。
そして、オリジナルタイイングのビデオは
こちらです。
こちらを私流に巻いたので、アップしようと思ったのですが、ここでちょっと
躊躇いが…
このフライはプロのタイヤーのオリジナルパターンなわけですから、勝手に
アップするのもまずいかなと思い、思い切ってラミレスさんのサイトから
上の写真を添えて、掲載許可のためのメッセージを送ってみました。
すると早速返信が… 「合格点」をいただき、2つ返事で掲載OK!
オリジナルの写真まで送ってくれました!(ワーイ!)
<Pictures provided by the original flytyer, Mr. Juan Ramirez!>
もちろん、オリジナルにはかないませんが、私流の「ザ・ホッパー・ホワン」の
巻き方、ご覧あれ!
<ザ・ホッパー・ホワン>
・ フック: 長めのシャンクの#8 ~#12
・ スレッド:ライト・オリーブ
・ ボディー: フォーム材(厚さ2mm、2色、オリーブとライム)
・ アンダーウィング: ヘンハックル(ブラウン、CDCでも行ける?)
・ ウィング: ディアヘア(コンパラダン用、エルクヘアでもOK)
・ レッグ: ラバーレッグ
・ ポスト: エアロドライウィング(ピンク)
1) まずは、2色のフォーム材を重ねて、8mm x 45mm 位のボディ用の
ストリップに切ります。(先端も重ねてバッタのお尻の形にします。)
2) そして、フックポイントでストリップをブスッ。下巻きもします。
3) 写真のようにフォーム材をフックの下に添えて、スレッドを2、3回
巻きます。
スレッドの後ろ側にできたフォーム材のくぼみにゼリータイプの
瞬間接着剤を一滴、垂らします。
4) そしたら、上からもう一枚のフォーム材を重ねて更に3回転ほど
スレッドを巻きます。
5) スレッドの場所移動は、フォームの上からではなく下のフック上で。
6) 次の体節の場所に来たら、まずは下のフォームを (3) と同様に
巻き付けます。
こちらのくぼみにも瞬間接着剤を垂らします。
7) 上のボディも (4) と同様に巻き付けます。
8) (5) ~ (7) と同様に次の体節を作ります。
9) 同様にヘッドの部分を作りますが、下のフォーム材はカットすることに
なるので、しっかりと巻き留めます。
他の体節同様、接着剤を付けてから、上のフォーム材も巻きつけたら、
写真のように上から斜めにスレッドを回して、ひとつ前の体節に戻ります。
10) ヘンハックルを一枚、ティップの部分をカットして…
アンダーウィングとして、まっすぐに巻き留めます。
カットしたティップが、お尻からちょっと出るくらいでしょうか?
(アンダーウィングは他のマテリアルでも良いでしょう。)
11) 次にラバーレッグを付けます。片側に付けたら…
そのまま、反対側にも付けてしまいます。
こうすることで、後の工程でスレッドがレッグに絡みにくくなると
思います。(切るのは最後にします。)
12) 次にディアヘアを EHC の要領で取り付けます。
余分なマテリアルをカットします。(もうちょっとギリギリが良いかな?)
当然、マテリアルはエルクヘアでも問題ないと思います。
13) ディアヘアの巻き留め箇所とカットした部分に、再度瞬間接着剤を垂らして、
その上に上のフォーム材を折り返して、2、3回スレッドを巻いて固定したら、
フォーム材の余分をカットします。
14) 最後にインジケーターとして、AWDを取り付けて、ウィップフィニッシュして
マテリアルの取り付けはすべて完了です。
15) フックアイの下のフォーム材、ラバーレッグをカットして完成となります!
結構、良さげじゃないっすか?!(笑)
お腹の部分をブラウンのペンで着色したり、フォーム材の上下の色を
逆にしたり、はたまたオリーブ色だけで作っても良いかもしれません。
ただ、このフライ、しばらく出番はないかもしれませんね…(汗)
※
This article has been written with permission from
Mr. Juan Ramirez, a professional flytyer and fishing guide.
Thank you, Juan!
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