エビ・フライ(試作品)

jbopper

2007年09月06日 11:55



GFFという英語サイトですばらしいエビ(Honey Shrimp)のフライを
見つけたので、手元にあるマテリアルで私なりにアレンジして
(というか技術が伴わないのでできる範囲で)巻いてみました。

色もピンク系にしました。

(ベテランタイヤーの皆さんは、上記ご本家のフライもお試しあれ。)
・フック: ストリーマ用#12
・スレッド: クリーム
・ウェイト: レッドワイヤー
・ボディダビング: ラムズウール(サーモンピンク)
・甲羅?: ストリーマ用シンセマテリアル(ピンク)
・ひげ: マイクロファイバー
・目玉: 使い古しリーダーバット部(下記参照)
・レッグ: 梱包用化繊ひもストラップ(下記参照)



まずは、目の準備。私は使い古しのナイロンリーダーのバット部分を
ライターであぶって、(ちょうどボッと燃やして丸まるのが良い感じ)
作りました。(火の扱いは慎重に十分気をつけてください。)
タイイングしやすいように15ミリくらいリーダーを残してカットします。
もちろん、2つ用意します。



さて、このフライは、フックが上向きになるので、バイスに通常の逆さに
フックをセットします。そして、ウェイトの取り付けですが、レッドワイヤを
2つ折りにして、フックの下側に付けます。(ちょうどフックとレッドワイヤ
2本で3角形の頂点を作る感じです。)

 

次は目を取り付けます。「目ん玉が飛び出た」感じでいいです。
両側につけてちょっと巻き戻してから不要なリーダーをカットして
フックの3分の1くらいまで戻ります。

レッグですが、まずは準備から。



レッグは梱包用のヒモの細いストラップを使います。ヒモを均一な
細い幅に引き裂きます。タイイング最後にもっと細かくほずいて
しまうのですが、タイイング中は扱いやすいようにこのくらいの
ものを使います。



レッグは両側に別れるようにフックの上に被せてスレッドで
巻き留めていきます。できるだけ左右に分かれた状態を保つ
ように心がけました。間隔を若干離して4本(4ペア)巻きます。



ひげも左右に分けて巻きます。マイクロファイバーは
すっぽ抜けやすいので、ダビング材をある程度付けてしまう
まではカットしません。

 

ラムズウールをダビングします。特に胸に当たる部分は多めに
ダビングします。レッグをまたぐときは丁寧に。



背中にあたる部分に使うマテリアルを留めます。(このマテリアル
手元にあったものですが、名前分かりません。)

ここで、一度しっかりとウィップフィニッシュしてしまいます。ただし、
もちろんスレッドは切りません。一回結ぶことでこの後の背中の節を
巻くときにスレッドのズレが起こりづらくなりますし、次の工程で実は
すごく役に立つんです。



2、3回背中にスレッドを「通常と反対向きに」巻いた後、そうっとフライを
バイスから外して、写真のようにセットしなおします。このようにセットし
なおすと巻く方向が反対になるので、わざと直前の巻き向きを反対に
したわけです。


綺麗に背中の節をスレッドワークで作りながら、最後は、目のすぐ
下の部分でフィニッシュします。

 

無駄なマテリアルをカットして(ひげを切ってしまわないように、
気をつけましょう!)エビの足と胸のダビング材部分をダビング
ブラシでピックアウトします。(2枚目は上から見たところ)

こちらが、2つの試作品です。どうかな、釣れるかな?



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